【2025年下半期ドライバー座談会】通好み?それとも伏兵?識者3人が注目したオノフ・ヤマハ・本間ゴルフのドライバーたち
今回は、ゴルフライターの鶴原弘高さん、クラブフィッターの小倉勇人さん、ティーチングプロの石井良介さんの3名に、これらのモデルが持つ個性や選びどころを語り合ってもらいました。
オノフ KUROは「直進性」に振り切った進化
小倉: 本当にそうですね。作り方がうまい。派手さはないけど、完成度が高い。
鶴原: 今回は「直進処理」をかなり前面に出してきていますけど、実際に打ってもその通りで、ヘッドが真っ直ぐ動かしやすい。以前のKUROは操作性が高くて「つかまえる・逃がす」がしやすいモデルでしたが、今回はいい意味でオートマチックになった印象です。
石井: 僕も顔つきが少し変わったなと感じました。AKA寄りというか、投影面積が増えて安心感が出ていますよね。
小倉: やさしくなりましたよね。
石井: ただ、打感や音はKUROらしさが残っている。AKAとKUROの中間みたいな存在で、直進性重視だけど、スピンは少なめ。PINGを検討している人は、一度KUROも一緒に打ってみてほしいですね。
ヤマハ「RMX DD-1/DD-2」は振りやすさ重視の設計転換
石井: カーボンフェースというとテーラーメイドの印象が強いですが、ヤマハのカーボンは少し違う感触です。弾き感が強くて、音も高め。「カーボンだから選ぶ」というより、普通に試打してどう感じるかが大事なモデルだと思います。
鶴原: DD-1は打感が良くて、DD-2はより弾き感が強い印象でした。ヘッドの後ろ側よりフェース側が軽く感じるので、そこをどう評価するかで好みが分かれそうです。
小倉: フェースが軽い分、振りやすさはすごくありますね。後ろに重さを感じたい人には物足りないかもしれないけど、サラッと振ってオートマチックに飛ばしたい人には合う。特にDD-2は楽に飛ばせる。
石井: 顔もかなり良くなりましたし、全体的に「慣性モーメント重視」から「振りやすさ重視」に設計の軸を動かしてきた印象があります。
本間ゴルフ「TW777」は“ミニドライバー”がダークホース
鶴原: まだ打ててないので楽しみです。
小倉: 今回はスタンダードなTW777、TW777 MAX、そしてTW777 360 Tiというミニドライバーの3モデル展開です。アジャスト機能の幅も広くて、細かくセッティングできるのが特徴ですね。
石井: ミニドライバーをここまで推すのは珍しいですね。
小倉: でも実際、かなり良いです。長さは43.5インチで、他のモデルより明らかに振り抜きやすい。数値を取っても、飛距離は意外と変わらない。
鶴原: それは面白いですね。
小倉: 他社のミニドライバーよりも“ちゃんとドライバーっぽい”。飛ばしやすさがあります。
3メーカーに共通するのは「分かる人には刺さる」個性
石井: そうですね。PINGやゼクシオとは違って、「何を重視するか」がハッキリしている。
小倉: 自分のスイングタイプや好みが分かっている人ほど、ハマる可能性が高い。
鶴原: 2025年下半期は、大きなヒットモデルだけでなく、こうした“通好みのドライバー”も非常に充実していました。ぜひ固定観念を外して、試打で自分に合う1本を見つけてほしいですね。
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