「リーチ不在」が浮き彫りにしたBL東京の課題 埼玉WKに零封された開幕戦
王者の門出を襲った0-46
しかし試合は序盤から埼玉WKに主導権を握られ、前半0-33。最終スコアは0-46の完封負けだった。この試合でピッチにいなかった一人の名前が、会見場では何度も繰り返された。キャプテン、リーチ・マイケルである。
リーチ不在の中で揺れたゲームキャプテンの責任感
「リーチさんがいなくてもちゃんとできるように準備してきたつもりだった。でも、やっぱりリーチさんの存在の大きさを改めて感じた」
ペナルティーの多さ、自陣での反則から相手に3点を重ねられていく展開。チームには、反則が続いたときに使う合言葉もある。それでも流れは変えられなかった。
「勝ち負けをメンバー構成のせいにはしたくない」としつつも、「絶対的キャプテンに頼っていた」と認めた松永。零封負けは、自分の言葉で試合を動かすゲームキャプテンの責任の重さを痛感させる一戦となった。
小さな接点とペナルティーが招いた失速
「ラグビーでペナルティーをするのがどれだけ影響を及ぼすか、よくわかる試合だった」
この試合、BL東京は「小さな接点で勝っていく」ことをテーマに臨んだ。しかし実際は、その小さな接点で埼玉のプレッシャーを受け続け、ボールが前に運べない。テンポも掴めず、前半はアタックの時間自体がほとんどなかった。
ペナルティーで自陣にくぎ付けにされ、数少ないボールキャリーでも小さな接点の負けが積み重なる。ゲームプランの出発点だったディテールが崩れ、王者らしさはピッチから薄れていった。