【2025年下半期ドライバー座談会】なぜG440は“売れすぎ”なのか?PING一強時代を識者3人が読み解く
今回は、ゴルフライターの鶴原弘高さん、クラブフィッターの小倉勇人さん、ティーチングプロの石井良介さんの3名に、G440がここまで支持された理由や“PING一強”の背景を語り合ってもらいました。
G440は「売れすぎ」レベル?
石井: 体感としても「G440ばかり見かける」という印象はあります。
鶴原: 市場的にも“めちゃんこ売れてる”状態です。ちょっと売れているとか、少し抜けている程度ではなくて、他社をかなり引き離すレベル。中心はMAXですが、LSTやSFTも含めて、今年のナンバーワンドライバーはどれ?と聞かれれば、売上ベースではG440シリーズになると思います。……ただ、個人的には「さすがに売れすぎでは?」と感じる部分もあります。
鶴原: 「PINGがブレた」というコピーもあったけど、実際は全然ブレていないんです。振りやすさや音、フィーリングの向上といったプラス要素を加えつつ、慣性モーメントの高さはしっかり維持している。確かに良いドライバーだけど、他社にも良いモデルはあるので、ここまで差がつくと少し複雑な気持ちになりますね。メーカーさんを平等に見てしまう仕事柄、余計にそう感じます。
「優しい=PING」という絶対的イメージはどう作られた?
鶴原: ある意味イメージの勝利とも言えますね。
石井: ただ、PINGは創業時からずっと「やさしいクラブ」を作り続けているメーカーなんですよね。ツアーモデルありきで一般向けを作るのではなく、“多くのゴルファーにとってのやさしさ”を追求してきた。その一貫性が長年積み上がり、ここで一気に開花した印象です。
小倉: 「とりあえずPINGなら安心でしょ」というところまでブランドが育ちましたね。
石井: 10年前なら、そのポジションはゼクシオでした。でもゼクシオとスリクソンでブランドが二分されたのに対し、PINGはアスリート系もやさしい系も、すべてPINGの中にある。そこも強い戦略です。
G440は完成度も着実に進化している
石井: 契約プロの活躍もあって、説得力も増していますよね。
鶴原: この流れを見る限り、しばらくPINGの勢いは続くと思います。もしかしたら来年、G440ベースの10Kみたいな“飛び道具”が出てくる可能性もある。市場を動かす存在であることは間違いないですね。
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