WBC経験者が選んだ、侍ジャパンメンバー30人

和田毅が選ぶWBC侍ジャパンメンバー30人(投手・捕手編) メジャー組が並んだ先発と抑え、捕手はフレーミング技術を重視

永松欣也

キャッチャーはフレーミング技術を重視

抜群の安定感を誇った今季の阪神投手陣をリードした坂本(左) 【写真は共同】

 キャッチャーはまずは一番に坂本誠志郎選手(阪神)を選びました。残りの2人をどうするかで、岸田行倫選手(巨人)、甲斐拓也選手(巨人)、中村悠平選手(ヤクルト)の3人で悩みましたね。

 坂本選手はペナントレースもそうですし、日本シリーズを見ていてもそうなのですが、やっぱりピッチャーを上手くリードできているなと感じます。それはどんなピッチャーと組んでいても。あとはフレーミングがすごく秀逸。メジャーでもキャッチャーのフレーミング技術は大きな武器になっていますので、WBCという大会のキャッチャーを選ぶのであれば、その点は無視できないと思います。ですので他の3選手も含めて、フレーミング技術の高さを重視して選んだつもりではいます。

 岸田選手はキャッチャーとしてももちろん評価しているのですが、パンチ力のあるバッティングの方でも期待できる選手です。左に比べて右の代打がちょっと手薄になってしまうので、岸田選手であれば、右の代打でも行けるレベルなのかなと。そういった点を考えると甲斐選手、中村選手よりも一枚上ですね。

 甲斐選手は8月ぐらいから実戦を離れているので、ちょっと悩んだんですけど、やっぱり過去の国際大会で常に名を連ねてきて、いろんな経験をしてきている選手なんですよね。多少万全な状態じゃなかったとしても、国際大会での経験といろんなピッチャーの特徴を一番分かっているのがやっぱり甲斐選手だと思うんです。

 中村選手も前回大会を経験していますし、豊富な経験があるんですけど、今回はヤクルトのピッチャーが選ばれてないんですよね。甲斐選手であれば、大勢投手、杉山投手、千賀投手とバッテリーを組んでいましたし、パ・リーグのピッチャーのことも分かっている。そういった点を考慮すると最後の1人は甲斐選手かなと考えました。

 メインで使うのは坂本選手になるかなと思いますけど、岸田選手もすごく良いですし、万全であれば甲斐選手も頼もしい選手ですから、「正捕手」という形ではなく、この3人を上手く併用していくことも考えられますね。

【和田さんが選んだ捕手(3人)】
坂本誠志郎(阪神)
岸田行倫(巨人)
甲斐拓也(巨人)

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著者プロフィール

1976年、大分県速見郡生まれ。多くのスポーツサイトの企画・編集、ディレクターなどを経てフリーランスに。現在は少年野球、高校野球サイトのディレクターを務めながら書籍の企画・編集も行っている。主な書籍は『星野と落合のドラフト戦略』『ジャイアンツ元スカウト部長のドラフト回想録』『回想 ドラゴンズでの14年間のすべてを知る男』など。

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