小笠原道大が選ぶWBC侍ジャパンメンバー30人(内野手・外野手編) 悩んだショートの人選、ライトで使いたい佐藤輝明
大事なことを再認識させられた大会
でも監督の王(貞治)さんに選んでいただきましたし、自分で参加を決めたからには全力でやるのは当たり前のことですから、準備はしっかりしましたけどね。
私とイチロー、松中信彦は同い年で当時32歳でした。チームを引っ張らないといけない世代ではあったんですけど、でも第1回大会の時は私たちの上にさらに宮本慎也さん、谷繁元信さん、和田一浩さんといった経験豊富な先輩方がいてくださったので、私は自分のやるべきことに集中して試合に臨むことができていましたね。特に宮本さんはチームをまとめて、引っ張ってくださって、精神的支柱のような存在になっていました。
アメリカ戦では不可解な判定もあってサヨナラで敗れて、ものすごく悔しかったですね。みんな「ふざけんじゃねーよ!」という気持ちを押し殺して、次のメキシコ戦、韓国戦に臨んだのですが、韓国には日本ラウンドに続いて負けてしまって。決勝トーナメントはもうダメだろうなと思っていたところからの、まさかの優勝でした。
「勝負は最後まで何が起こるか分からない」というのは当たり前のことではあるんですけど、それを改めて再認識させてもらった大会になりました。
WBCを戦う監督、コーチ、選手について私から何かを言わせていただくとすれば、ただ「頑張ってください!」それだけですね。大変であることは分かっていますから、あえていろんなことは言いません。面白くない言葉で申し訳ないですけど(笑)。
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