WBC経験者が選んだ、侍ジャパンメンバー30人

小笠原道大が選ぶWBC侍ジャパンメンバー30人(投手・捕手編) 抑えは固定せず4人で回す、捕手は守備型と攻撃型で使い分け

永松欣也

キャッチャーはセ・リーグの3人

前回WBCで世界一に貢献したヤクルト・中村悠平(右)。その存在が「大事になる」と小笠原氏が語る 【写真は共同】

 坂本誠志郎(阪神)、岸田行倫(巨人)、坂倉将吾(広島)、中村悠平(ヤクルト)の4人をまず考えていたんですけど、最後に悩んで岸田を外しました。

 一番最初に選んだのは安定感と経験のある中村です。中村が守備型のキャッチャーなので、残り2人は攻撃型の坂倉、岸田にしようと当初は考えていだんです。でも中村は抑えのキャッチャーというか、試合状況を見ながら途中から使うことになると思うので、そうなると先発でも一枚は守備型のキャッチャーを入れたいと。それで坂本を選びました。じゃあ坂倉と岸田をどっちにしようかなと考えて坂倉の方を選びました。岸田が坂倉より劣っているとかではなくて、これも最後は自分の好みの問題ですね。

 中心的に使うのは坂本になるかなと思います。攻撃重視で行きたいときは坂倉ですね。

 岸田はこの前の韓国戦でもホームランを打ちましたし、バッティングが良くて粘り強さもあります。坂本と中村はバッティングでちょっと劣る部分もあります。でもピッチャーの良さを引き出したりとか、ピッチャーが安心して投げることができたりだとか、いわゆる「キャッチャーらしいキャッチャー」という点を評価して、私はこの3人を選びました。

 3人ともセ・リーグのキャッチャーになってしまったのですが、若月健矢(オリックス)のことも頭にはありました。でも私の中では、ちょっと印象が薄かったというのもあります。この辺りも好みの問題もありますから、ご容赦いただければと思います。

 能力の高いピッチャーが揃っていますから、パ・リーグのキャッチャーがいないことはあまり関係ないと思います。セ・リーグのキャッチャーだからパ・リーグのピッチャーのことが分からない、良さを引き出せないということはありません。そんなことを言いだしたらメジャー組とは誰もバッテリーを組めないですよね。

 呼びたいキャッチャーを選んだら、たまたまセ・リーグの3人になってしまったというだけのことです。

 キャッチャーは中村の存在が大事になると思います。今回も選ばれるであろう多くのピッチャーと前回大会でバッテリーを組んだ経験がありますし、世界一になっている経験から、ピッチャー陣、キャッチャー陣に色んなことを話をすることができますから。

【小笠原さんが選んだ捕手(3人)】
坂本誠志郎(阪神)
坂倉将吾(広島)
中村悠平(ヤクルト)

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著者プロフィール

1976年、大分県速見郡生まれ。多くのスポーツサイトの企画・編集、ディレクターなどを経てフリーランスに。現在は少年野球、高校野球サイトのディレクターを務めながら書籍の企画・編集も行っている。主な書籍は『星野と落合のドラフト戦略』『ジャイアンツ元スカウト部長のドラフト回想録』『回想 ドラゴンズでの14年間のすべてを知る男』など。

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