【現役ドラフト】セ・リーグの注目投手10人を紹介 厚い選手層に阻まれる阪神の逸材はきっかけをつかめるか
※本文は2025年11月30日時点の情報をもとに執筆
※以下、選手の年齢は2025年12月31日時点
今回はセ・リーグ投手編だ。環境次第では主戦場を一軍に移し、チームに貢献することが期待される選手たちである。昨年度の現役ドラフトで移籍した投手の中では、巨人・田中瑛斗やヤクルト・矢崎拓也がシーズンを通して一軍の戦力として躍動したが、彼らに続くような活躍の可能性を秘める選手たちを紹介したい。
※リンク先は外部サイトの場合があります
19年オフにソフトバンクからヤクルトに加入した長谷川宙輝。20年には44試合に登板するも、その後は一軍での出番が減少。投球フォームの改造に着手して臨んだ今季も、わずか4登板に終わった。近年は二軍で左打者に対して強みを見せており、24年は対左打者の被打率が.182、今季も同.213に抑え、ホームランは1本も許していない。左のリリーフが不足気味なチームは少なくないだけに、補強ポイントに合致する球団があるかもしれない。
丸山 翔大(ヤクルト)
194センチの長身から投げ下ろす直球とシンカーが武器の丸山翔大。23年4月に育成から支配下に昇格。24年は27試合に登板して防御率0.57をマークするなど、順調なステップアップを果たした。今季は春先から状態が上がらずに8登板にとどまるも、奪三振率は10.24と高い数字を残しており、全く通用しなかったわけではない。二軍では8月以降15試合の登板で防御率1.65と好成績を収めており、好不調の波を抑えられればリリーフ陣に厚みをもたらす存在になり得るだろう。
大道 温貴(広島)
力強いストレートが武器の大道温貴。3年目の23年には48試合に登板するも、その後は二軍が主戦場となっており悔しいシーズンが続いている。自慢の直球は、今季もコンスタントに150キロ前後をマーク。スプリットやチェンジアップといった落ちるボールも操るが、二軍で記録した35奪三振のうち半数以上がストレートで奪ったもので、力勝負が魅力の右腕だ。今後は制球面の改善に取り組み、再び一軍のブルペン陣に割って入りたい。
遠藤 淳志(広島)
高卒2年目から一軍で活躍を見せた遠藤淳志。3年目には先発ローテーションに定着して5勝を挙げるなど、エース候補として期待された右腕だが、ここ数年は苦戦が続いて出番を減らしている。それでも二軍では安定した成績を残しており、今季も9先発を含む25試合の登板で防御率2.44を記録。今オフの秋季キャンプでは新球の習得や投球フォームの改善に取り組み、巻き返しに向けて試行錯誤を続けている。先発、救援どちらも経験が豊富なだけに、どのチームにとっても重宝される存在だろう。
勝野 昌慶(中日)
通算155試合の登板実績を誇る勝野昌慶。リリーフ転向1年目の23年に50試合登板を達成するも、その後は2年続けて登板数を減らしている。今季は150キロ台後半の剛速球を連発するも、ストレートの被打率は3割を超えていた。それでも27イニングを投げて34奪三振を記録するなど、高い奪三振能力はアピールポイントといえる。球界でもトップクラスのスピードボールの精度をさらに磨けば、勝ちパターンでの起用も十分に見込める投手だ。