【現役ドラフト】パ・リーグの注目野手10人を紹介 元盗塁王のロッテ・和田康士朗は武器を生かせる環境なら飛躍の可能性も
※本文は2025年11月27日時点の情報をもとに執筆
※以下、選手の年齢は2025年12月31日時点
今回はパ・リーグ野手編だ。環境次第では主戦場を一軍に移し、チームに貢献することが期待される選手たちである。昨年度の現役ドラフトで移籍した野手の中では、日本ハム・吉田賢吾がキャリアハイの47試合に出場し、プロ初アーチを含む4本塁打をマークしたが、彼に続くような活躍の可能性を秘める選手たちを紹介したい。
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ユーティリティー性が魅力の茶谷健太。今季は前年を下回る43試合の出場にとどまったものの、ショートをメインに内野の全ポジションをこなして失策はわずか2つ。守備面では抜群の安定感が光っている。課題は打撃面だが、23年には79試合に出場して打率.284をマーク。今季も二軍では3割超えの打率を記録するなど、高いポテンシャルを備えていることは間違いない。守備力を生かしてより多くの出場機会を確保できれば、レギュラーとしての活躍も見込めるだろう。
和田 康士朗(ロッテ/外野手)
盗塁王に輝いた実績を持つ和田康士朗。昨季まで5年連続2ケタ盗塁を達成するなど、通算89盗塁の実績を誇る。今季は一軍での出場は17試合にとどまり、盗塁もゼロと持ち味を発揮できなかったものの、二軍ではチームトップの14盗塁を記録。力強いスイングを見せるバッティングでは、放った48安打のうち10本が長打とパンチ力も魅力だ。ロッテの外野陣には同じ左打ちで俊足巧打タイプの藤原恭大や髙部瑛斗がおり、現状は一軍での出場機会が限られているが、代走起用にとどめておくには惜しい選手である。
岸 潤一郎(西武/外野手)
強肩を生かした守備とパンチ力のある打撃が売りの岸潤一郎。21年には100試合に出場して9本塁打を記録。24年には一時4番打者を任されるなど、中軸候補としての期待値も高い。今季は4月に左太もも、8月には右太ももを痛めた影響もあり、一軍での出場はわずか10試合。それでも二軍ではOPS.851と好成績をマークしており、9月には8試合の出場で2本塁打を放つなど存在感を示した。西武は今オフ、台湾から林安可、DeNAから桑原将志と外野手を立て続けに補強しており、岸にとって来季は勝負の年となるだろう。万全のコンディションで出番を増やせれば、飛躍的な活躍が見込める存在だ。
伊藤 裕季也(楽天/内野手)
長打力が魅力の伊藤裕季也。23年は開幕戦で移籍後初アーチを描くなど、自己最多の87試合に出場。一軍では相手先発が左腕のときに多く起用され、24年は左投手に対して打率.275、2本塁打を記録した。今季は持ち味を発揮できなかったものの、二軍では打率.329をマークし、投手の左右に関係なく結果を残している。近年はレフトでの出場が増加するなど、内外野をこなすユーティリティー性も持ち合わせており、スタメン出場の機会がさらに増えれば、真価を発揮する可能性を秘めている。
野口 智哉(オリックス/内野手)
内外野をこなせるユーティリティー性が武器の野口智哉。2年目の23年には76試合に出場。今季は5月に自身初のサヨナラ弾を放つも、打率.145と安定感を欠き、後半戦は二軍暮らしが続いた。二軍でも打率1割台とバッティングで苦しんだが、安打数を上回る四球数を記録するなど、出塁率.337と選球眼の高さを示している。本職のショートには紅林弘太郎がおり、太田椋の台頭などもあって内野での出番は限定的。外野も陣容が整いつつあり、出場機会を増やすのは容易ではないが、自身の強みを生かせば一軍の戦力として期待できるだろう。