25-26シーズンNBA開幕1カ月診断 注目10チームの序盤戦のパフォーマンスは?
※成績は11月25日現在
レイカーズ(ウェスト3位:12勝4敗)
昨季途中にマーベリックスからルカ・ドンチッチを獲得する大型トレードを行なったこともあり、オフに加えたのはディアンドレ・エイトン(←ブレイザーズ)とマーカス・スマート(←ウィザーズ)、ジェイク・ラレイビア(←キングス)といった脇役たち。そんな彼らの活躍が開幕ダッシュを後押しした。
エイトンはハンドラーからのパスを高確率で得点につなげ、リバウンドでも強みを発揮。リムランからイージーショットを決める場面もしばしば見られる。2021-22シーズンの最優秀守備選手であるスマートも、自慢のディフェンスで貢献。さらにラレイビアも平均10.3点と好調だ。
11月19日には、座骨神経痛で欠場していたレブロン・ジェームズがついに復帰した。この最強の“補強”で、さらなる飛躍も期待できそうだ。
クリッパーズ(ウェスト12位:5勝12敗)
クリス・ポール(←スパーズ)、ブラッドリー・ビール(←サンズ)という大ベテラン2人を加え、万全を期したはずだったが、まさかの大失速。開幕からの10試合は、昨季負け越した相手との対戦が8度あったにもかかわらず3勝にとどまった。
期待のビールはFG成功率37.5パーセントと絶不調。さらに左股関節骨折のため、出場わずか6試合で今季絶望となった。司令塔のポールは11月21日のマジック戦以降の3試合で平均21分出場しているが、フィールドゴール(FG)は4/12、3ポイントは1/5とシュートタッチをつかむのに苦戦。先頃このレジェンドは、今季限りでの引退を表明している。
同じく新加入組のジョン・コリンズ(←ジャズ)は限られた時間の中で効率良く得点を挙げているが、こちらも強烈なインパクトは残せていない。怪我の功名で、2ウェイ契約のコービー・サンダースが出番を増やし、ローテーション入りに相応しい実力を示しているのが、数少ない明るい材料だ。
ロケッツ(ウェスト4位:11勝4敗)
リーグ最高クラスの点取り屋であるケビン・デュラント(←サンズ)の獲得によって、ケミストリーの再構築は必須と思われていたが、杞憂に終わった。開幕2連敗スタートと出足こそ躓いたものの、その後は11勝2敗と快進撃を見せている。
局面での勝負強さが自慢のデュラントは、接戦での勝利に貢献するなど存在感を発揮。さらに昨季から在籍している選手たちの奮起も見逃せない。アルペラン・シェングンは平均22.7点、10.0リバウンド、7.3アシストとオールラウンドに活躍し、2024年のドラフト全体3位で指名したリード・シェパードも48.8パーセントの成功率を誇る3ポイントでチームオフェンスの幅を広げている。彼らの貢献もあり、チームのオフェンシブ・レーティング(122.5)は堂々のリーグトップだ。
ペリカンズ(ウェスト15位:3勝15敗)
近年、主力の怪我に悩まされ続けているペリカンズだが、新加入のスコアラーもその例に漏れなかった。リーダーシップに優れるCJ・マッカラムとのトレードでウィザーズから獲得したジョーダン・プールは、左大腿四頭筋の肉離れのため、わずか7試合で戦列を離れている。さらには、オフに身体を絞ったザイオン・ウィリアムソンも左ハムストリングスの肉離れを起こしたこともあり、チームは失速。開幕6試合のうち3試合で30点差以上をつけられた。
11月16日にはウィリー・グリーンHCを更迭したが、失速の要因は主力の怪我のため、好転の兆しは見られない。ルーキーながら平均15.4点を挙げている司令塔ジェレマイア・フィアーズが数少ない好材料だ。
サンズ(ウェスト6位:11勝7敗)
デュラントとのトレードでロケッツから加わったディロン・ブルックスとジェイレン・グリーンだが、ともに怪我のため出場が制限されている。それでも勝ち越せているのは、デュラントとブラッドリー・ビール(→クリッパーズ)が抜けて、ボールがよりスムーズにシェアされるようになったからだろう。
オフェンシブ・レーティングは昨季の114.7から116.9まで改善されている。ここにハムストリングスの負傷でわずか2試合の出場に留まっているグリーンが戻ってくれば、開幕から1試合も欠場せずに平均35.4分プレーしているブッカーの負担が軽減され、チームオフェンスの効率もさらに向上するはずだ。