セイバーメトリクスが示す来季の補強地図 今季のWARから読み解く各球団の“現実的な一手”とは?
ストーブリーグで重要なのは、各球団が持つ資金・資源を適切に投資することだ。本稿では、12球団の補強ポイントを整理したうえで、2026年に向けて各球団が取れる現実的な選択肢について確認しよう。
阪神:左翼手 中期的なテーマは世代交代
阪神の左翼手WAR上位(2025年)
森下翔太:1.0
髙寺望夢:0.4
小野寺暖:0.2
DeNA:先発投手・遊撃手・外野手 筒香のポジションがカギ
・筒香を除くDeNAのポジション別WAR(2025年)
三塁手:0.4
左翼手:1.0
巨人:外野手・一塁手 グリフィン退団時は先発も
巨人の外野手WAR
左翼手:-0.8
中堅手:+1.4
右翼手:+0.3
先発投手はWAR2.2のグリフィンが退団すれば投手陣に大きな穴が空く。戸郷翔征が2024年以前の水準に復調すれば穴埋め可能だが、ドラフト上位を大卒投手で固めた点にもフロントの危機感が表れている。一定以上のクオリティで安定して投げられる先発投手の確保は依然課題だ。
中日:先発投手 三塁手は福永・石川の復調がカギ
セ・リーグ先発投手チームWAR
阪神:12.5
DeNA:10.3
巨人:7.7
広島:6.3
中日:5.9
ヤクルト:5.0
一方、野手陣は比較的整っており、唯一WARがマイナスとなった三塁は福永裕基、石川昂弥の復調期待や遊撃候補のコンバートなどオプションが多い。外野は細川成也、岡林勇希、上林誠知の核が強く、補強の優先度は低い。中日は投手強化を最優先としつつ、現有戦力の底上げ体制が現実的だ。
広島:内野手全体 栗林の先発転向で優先度が変化
ヤクルト:内野手・外野手 山田のコンバートで柔軟性に変化