WBC経験者が選んだ、侍ジャパンメンバー30人

元西武監督・辻発彦が選ぶWBC侍ジャパンメンバー30人(内野手・外野手編) 周東を1番センターで使いたい

永松欣也

辻発彦氏は2023年の前回大会でも活躍したソフトバンク・周東(左から3人目)をキーマンに指名 【写真は共同】

 来年2026年3月に開幕する「ワールドベースボールクラシック2026」。前回大会の侍ジャパンの優勝も記憶に新しいですが、今回はどんなメンバーが選ばれるのでしょうか? そこで今回は、最終メンバー発表を前にWBCの舞台を経験している評論家の方々に「自分が監督ならば」という目線で、30人のメンバーを選んでもらいました。

 第2回目は内野守備走塁コーチとして2006年大会を経験している辻発彦さんに選んでいただきました。前回のバッテリー編に続いて、今回は内野手と外野手を見ていきます。

サトテルよりも村上、その理由

阪神・佐藤輝よりも国際大会での経験値が高いヤクルト・村上(写真)を辻氏は推す 【写真は共同】

 ショートには源田壮亮(西武)を選びたいですね。他のショートの選手を見ていても、やっぱり守備で不安視される部分があります。源田より打てるショートはいるでしょうけど、錚々たるメンバーが揃うでしょうから、ショートを守る選手は何よりも守備力を優先したい。打順は9番で良いので、そう考えるとやっぱり源田で行きたいですね。前回大会の経験もありますし。泉口友汰(巨人)も今シーズン活躍しましたし、打つ方でも打率3割の成績を残していますけど、「辻ジャパン」であれば源田を選ぶかな。

 その他のポジションだと、ファーストの岡本和真(巨人)、セカンドの牧秀悟(DeNA)、サードの村上宗隆(ヤクルト)は私の中では鉄板で外せない選手です。

 牧と村上に関しては守りの部分で守備固めも必要になってくるでしょうから、牧原大成(ソフトバンク)、村林一輝(楽天)あたりがその役割を担うことになるのかなと思います。

 牧原は今年は打つ方で結果も出しましたし、内野も複数守れて外野もできる。村林も内野はどこでも守ることができるし、バッティングもしつこくて小技もできる。あとは小園海斗(広島)ですね。今シーズンはバッティングも良かったですしね。

 ピッチャーを15人、キャッチャーを3人選ぶ前提で考えると、内外野の控えが5人しか選べないですから、複数ポジションを守れるユーティリティー性のある選手を選びたくなります。

 佐藤輝明(阪神)も今シーズンのバッティングは見事でしたし、元々外野をやっていましたから、そういう意味ではユーティリティ性もあります。選びたいところなんですけど、メジャーレベルのピッチャーの速球、動く球に対して短期間の間に対応できるか? 日本と同じように打てるのか? その辺がちょっと分からない。同じタイプの村上が同じポジションにいますから、どちらを選ぶのか、という話になってくるんですよね。悩ましいところですけど、村上は前回大会で苦しんで、そのなかで準決勝、決勝で結果を出しました。その経験がある分、村上を選びました。

【内野手(7人)】
岡本和真(巨人)
牧秀悟(DeNA)
村上宗隆(ヤクルト)
源田壮亮(西武)
牧原大成(ソフトバンク)
村林一輝(楽天)
小園海斗(広島)

1/3ページ

著者プロフィール

1976年、大分県速見郡生まれ。多くのスポーツサイトの企画・編集、ディレクターなどを経てフリーランスに。現在は少年野球、高校野球サイトのディレクターを務めながら書籍の企画・編集も行っている。主な書籍は『星野と落合のドラフト戦略』『ジャイアンツ元スカウト部長のドラフト回想録』『回想 ドラゴンズでの14年間のすべてを知る男』など。

新着記事

お知らせ

編集部ピックアップ

コラムランキング

おすすめ記事(Doスポーツ)

記事一覧

新着公式情報

公式情報一覧

日本オリンピック委員会公式サイト

JOC公式アカウント