【スポナビGolf座談会】最新「スピン系ゴルフボール」をどう選ぶ?識者3人が本音でトーク
そこで今回は、プロの指導現場・フィッティング現場・取材現場を知る3人が集まり、売れ筋や打感の違い、実戦での選び方までを本音で語り合いました。“スピン系ゴルフボール”をテーマに、最新トレンドと銘柄ごとの印象を深掘りします。
スピン系ゴルフボール“打感”と“飛び”の現在地
鶴原:僕は腰を痛めていたので夏にゴルフ復帰したばかりで、全部は打ててなくて……。でも「PRO V1/V1x」は試しましたよ。エースは「TOUR B X」です。
一方で、キャロウェイ「クローム ツアー トリプルダイヤモンド」やテーラーメイド「TP5/TP5x」も使って、どれも良いボールだなと。中でもトリプルダイヤは最初“芯のある重め”に感じたのに、使うほどドライバーで飛んだのが印象的でした。
鶴原:ドライバーの飛びで良さを感じましたね。
小倉:僕はわりと“ソリッド”な打感が好み。そんな中でスリクソン「Z-STAR XV」は、以前より“にゅっ”と柔らかさを感じました。従来“カチッ”の代表格だったのが、良い意味で丸くなった印象です。
石井:ファーストコンタクトで“にゅ”っと入る感じね。V1xやTP5x、トリプルダイヤに比べると少し柔らかい。
小倉:Z-STARは“糸巻き風味”の計画的な柔らかさが残っていて好印象ですね。TOUR Bは正常進化で、個人的にはXSとXがやや接近したかなという見立てです。大きく変わった実感があったのはやはりXVかな。
石井:確かにXVはダイヤモンド寄りに感じました。Z-STAR(すごく柔らかい)、ダイヤモンド(柔らかいけど芯あり)、XV(ややカチッ)という三者の距離感が近づいた。性能的にはXVらしく高打ち出しで距離も出ますね。
小倉:フィーリングだけ寄ったのか、性能も寄ったのかは引き続き比較したいところかも。
石井:アプローチで“乗る”感触があったモデルも、以前は球離れが速く軽やかだったのが“モチっ”と感じる。ここは好みですね。
小倉:結局、スピン系の中で「スピンがかからない」ボールはありません。差が出るのはフィーリングですよね。
石井:主要5社ならどれを選んでも致命的に“飛ばない・止まらない”は少ない。銘柄内で2〜3種類に分かれているので、まず“柔らかめ/高打ち出し”など自分の好みを決めて、そこから試せば大きく外しません。
鶴原:本当に差を感じやすいのは“グリーン周りの短いアプローチ”と“パターの打感”ですね。
石井:止まらないツアーボールは今はない。
小倉:ないです。
鶴原:タイトリストは代替わりしても“良さをキープしつつ、かゆいところに手が届く”アップデートしたなと。競技アマを見ると「V1/V1x」が多く、「TOUR B」が追う構図。そこにキャロウェイやテーラーメイドで“好みの味”を探すのが現実的だと思います。ボールはやっぱりフィーリングで選んで良いと思う。
石井:厳密にやるならトラックマンなどでデータ計測し、イベントのフィッティングを活用するのも手。ただ、最後は「好きかどうか」も大切です。
小倉:数字とフィーリング、どちらを最優先にするか。自分のゴルフが良くなる軸を決めましょう。
- 前へ
- 1
- 次へ
1/1ページ