ドイツ、イタリア、ベルギーの命運は? 列強3か国はW杯の切符を掴めるか…
【ドイツ】停滞するヴィルツや新星S・エル・マラらアタッカーの活躍に期待
チーム状態はまずまず。ユリアン・ナーゲルスマン監督が第3節のルクセンブルク戦から導入した4-2-3-1の機能性はまだ高くないが、CBニコ・シュロッターベック、GKオリバー・バウマンら個々の奮闘もあり、直近2試合はクリーンシートを記録している。
一方、前線では好調のセルジュ・ニャブリがムシアラの代役として躍動。カイ・ハバーツやティム・クラインディーンストら怪我人が多いCF(センターフォワード)は、23歳のニック・ヴォルテマーデが新レギュラー候補として台頭し、第4節の北アイルランド戦では値千金の決勝点を挙げている。
FIFAランキング97位の格下ルクセンブルクと激突する第5節(11月14日)に向けて憂いはなく、2位スロバキアとの得失点差をどれだけ広げられるかが焦点だ。クラブで停滞しているフロリアン・ヴィルツ、今回が初招集となる19歳のサイード・エル・マラらアタッカーの活躍が期待される。ここで注文通りの快勝を収めれば、自力突破に王手。最終戦のスロバキア戦(11月17日)は得失点差によりドローでも首位キープとなる公算が高く、ホーム開催のアドバンテージを考えても有利な状況だ。
いずれの試合もボールを支配して相手を押し込む展開になりそうだが、早い時間帯に先制して精神的な余裕を持てるかが勝利へのポイントになる。
[グループA順位表]
1位 ドイツ
勝点9|3勝0分1敗|8得点・3失点
2位 スロバキア
勝点9|3勝0分1敗|5得点・2失点
3位 北アイルランド
勝点6|2勝0分2敗|6得点・5失点
4位 ルクセンブルク
勝点0|0勝0分4敗|1得点・10失点
【イタリア】リベンジマッチを制して鬼門のプレーオフに弾みを
第2戦終了後の6月15日に発足したジェンナーロ・ガットゥーゾ新体制下で4戦全勝と勢いに乗るアッズーリとしては、まずは次節のモルドバ戦(11月13日)で連勝を伸ばし、最後のリベンジマッチに備えたい。
2026年3月に予定されるプレーオフに回ることがほぼ確定しているイタリアにとって、そのノルウェー戦はW杯優勝4回を誇る大国の威信をかけた一戦となる。同時に問われるのが「ガットゥーゾ・イタリア」の真価。ここまでの4試合は陣形(3-4-3、4-3-3)をコンパクトに保ち、縦に速い仕掛けや敵陣でのボール奪取などモダンでアグレッシブな姿を見せてきた。ただ、相手はエストニアとイスラエルであり、ノルウェーに対しても同様に支配できるか。
ガットゥーゾは「代表チームへの熱意、帰属意識、献身」を求め、主将ジャンルイジ・ドンナルンマを筆頭とする選手たちは、指揮官のそうした期待によく応えている。その象徴が全員のハードワーク。チームとしての一体感もあり、ノルウェー戦がたとえ事実上の消化試合でも、だれもが手を抜かずに高いモチベーションで挑むはずだ。過去2大会連続で涙を飲んだプレーオフに自信を持って臨むためにも、この天王山で勝利という成功体験を重ねておきたい。
今回の招集リストを見ても“本気度”は伝わってくる。コアメンバーと言えるGKドンナルンマ、DFアレッサンドロ・バストーニ、ジョバンニ・ディ・ロレンツォ、フェデリコ・ディマルコ、リッカルド・カラフィオーリ、MFサンドロ・トナーリ、ニコロ・バレッラ、FWモイーズ・ケーン、マテオ・レテギが順当に選ばれ、クラブ・ブルージュで好調のニコロ・トレソルディ(イタリアとドイツの二重国籍)ら新戦力候補に声はかかっていない。打倒ノルウェーなるか、注目だ。
[グループI順位表]
1位 ノルウェー
勝点18|6勝0分0敗|29得点・3失点
2位 イタリア
勝点15|5勝0分1敗|18得点・8失点
3位 イスラエル
勝点9 |3勝0分4敗|15得点・19失点
4位 エストニア
勝点4 |1勝1分5敗|7得点・17失点
5位 モルドバ
勝点1 |0勝1分5敗|4得点・26失点