【人気アマが試打】“狙っていける”安定型ユーティリティ!キャロウェイ「APEX Ti スーパーハイブリッド」の実力とは
これまでのモデルとどんな違いがあり、どんな進化を遂げたのか。オレンジマンが実際に打ったデータとともに深掘りしていきましょう。
試打クラブのスペック
・ロフト:21度
・シャフト:VENTUS SLV 6 FOR CALLAWAY(S)
・長さ:40.25インチ
今回はこのスペックで試打を行いました。ラインナップにはほかにも16度(カスタム専用)、18度、24度があります。シャフトは重さ60g台で中調子、トルクは3.3です。
見た目で分かること
ヘッド形状はオーソドックスなユーティリティ型ですが、フェースを見ると独特な四角い形状をしています。フェアウェイウッド型ともアイアン型とも違う独自のデザインで、トゥ側に厚みを持たせつつも構えたときには違和感がありません。フェースアングルもストレートで構えやすい印象です。
ソールにはセンターにスクリュー式のウェイトが装着されており、交換による重量調整が可能。さらに可変ホーゼルが採用されているため、シャフト交換やロフト・ライ角の細かな調整も手軽に行えます。特に前作ユーザーにとっては、慣れたシャフトをそのまま使える点がうれしいポイントです。
そして今作最大のトピックであるチタンフェース。見た目では分からないため、実際の打感と弾道でその効果を確かめてみましょう。
実際に打ってみた
捕まりはニュートラルで、ミスをしない限り着弾点は安定。ユーティリティで出やすい左への引っ掛けもほとんど見られず、安心して振り抜けます。左右への操作性も高く、特にドロー回転のほうがかけやすい印象でした。
飛距離性能に関してはやや控えめ。ロフトが同じ「APEX UW」のほうが飛ぶ印象です。チタンフェースの採用による飛距離アップを期待していましたが、そこまでの差は感じませんでした。とはいえ、番手としての飛距離は十分。チタンフェースの恩恵は飛距離よりも、打点ブレへの強さや着弾点のまとまりにあると感じました。
純正シャフトはやや柔らかめで、扱いやすく感じます。難しさはなく、スイングテンポを乱さない素直な挙動です。ユーティリティとしては、もう少ししっかり感があっても良いかもしれません。
まとめ
実際に打つと、高弾道でしっかり球が上がり、グリーンを狙いやすい弾道を描きます。ミスにも強く、直進性が高いため、安心感のあるユーティリティです。
飛距離性能では「APEX UW」に一歩譲るものの、安定したキャリーと着弾点のまとまりは優秀。総じて、“狙っていける”タイプのユーティリティといえるでしょう。気になっている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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