元中日監督・与田剛が選ぶWBC侍ジャパンメンバー30人(投手・捕手編) リードを重視して選んだ3人のキャッチャー
短期決戦は「我慢して使おう」と思わないこと
2009年のときもイチローがチームを引っ張ってくれました。でも原辰徳監督はキャプテンを置かない方針でしたので、イチローをキャプテンに任命したわけではありません。イチローが自然にキャプテンのような存在になっていったのです。ですから今回はダルビッシュを選びませんでしたが、集まった14人ないし15人のピッチャーから、自然とそういったリーダー的存在のピッチャーは現れると思います。
中継ぎに回ってもらうピッチャーの中には、球団ではエース級でもあるピッチャーもいます。そこを「今回は中継ぎで」とお願いするわけですけど、私がコーチをしていたときは、そこは割り切ってお願いしていました。逆に先発で考えていると伝えたピッチャーに対しても「常に先発で使うことは確約できない」「調子が上がってこなければ中継ぎに回ってもらうこともある」ということも丁寧に話して理解してもらっていました。短期決戦ですから、いくら実績があっても「我慢して使う」ことは考えませんでした。その辺は選手たちも分かってくれていましたね。
リードを重視して選んだ捕手3人
【捕手(3人)】
岸田行倫(巨人)
山本祐大(DeNA)
田宮裕涼(日本ハム)
そういった点も踏まえてキャッチャーを見たときに、まず一番に名前が浮かんだのが岸田でした。阪神の坂本(誠志郎)もそういった面は非常に長けていると思いますし、キャッチングも非常に優れています。ただ、リードに加えてバッティング、肩という点も含めてトータルで考えると、坂本はこの3人の次に来るかなと私は思いました。田宮選手については、加えて俊足であるというのも選んだ理由になります。
私が監督だったらですが、今大会は岸田を軸に若いこの3人で臨んでみたいですね。
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