J1番記者通信簿 担当クラブを各節評価

【J1第35節 番記者通信簿】青赤のヒーロー、太陽王のシナリオ ともに最高評価へ導く

サッカー新聞 エルゴラッソ

【画像提供:エル・ゴラッソ】

 サッカー専門新聞『エル・ゴラッソ』の番記者が担当クラブの直近試合の出来を通信簿形式で振り返る本企画。J1第35節で最高評価となったのはFC東京と柏だ。後半に3得点を挙げたFC東京は4試合ぶりの白星。柏は後半に2得点を挙げ、首位・鹿島との勝点差を『1』に縮めるとともに、2節続けてのトップ評価を手にした。
 第35節では湘南と新潟のJ2降格が決定。残り3節、優勝争いも残留争いも佳境を迎えている。

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 なお、通信簿は6つの評価項目と番記者の短評および総評で構成。6つの評価項目の合計点に応じて上図の総合評価をつけている。評価項目の概要、採点基準、総合評価基準は以下のとおり。

【評価項目】
①ゲーム支配
②個人パワー
③スタイル発揮
④球際
⑤リレーション(選手のつながり)
⑥興奮度

【採点基準】
9~10点:すごく良い
7~8点:良い
5~6点:及第点
3~4点:ややもの足りない
0~2点:次節に期待
※採点は1点刻みで評価

【総合評価基準】
S:49~60点
A+:43~48点
A-:37~42点
B+:31~36点
B-:25~30点
C:13~24点
D:0~12点

 それでは、各クラブの通信簿を見ていこう。

Sランク FC東京(総合評価点:50)

【画像提供:エル・ゴラッソ】

【担当記者:匂坂 俊之】
【総評】ボール保持率では岡山を大きく上回りながらも、前半は決定的なチャンスを作れずに苦しんだ。それでも後半に入ると、高宇洋の鋭いパスワークを起点に3ゴール。個人に視線を移すと、佐藤恵允は2ゴール1アシストと存在感を示した。途中出場の選手たちも持ち味を発揮し、チーム全員でつかみ取ったホームでの貴重な勝点3。4試合ぶりの白星で、J1残留を確定させた。

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Sランク 柏(総合評価点:49)

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【担当記者:藤井 圭】
【総評】前半にボールを保持した上で攻め続けて相手を自陣に釘づけにし、後半は選手交代を行ないながら疲弊した相手のスキを見逃さずに突く。柏の“勝ちパターン”が見事にハマって勝利を手にした。試合後にはGK小島亨介が「前半、どれだけ相手を疲れさせるかが大事」と語り、リカルド・ロドリゲス監督もその上で「サブメンバーこそが試合を決める」と言及。チームとして一貫性が表現できた。

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A+ランク 横浜FM(総合評価点:47)

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【担当記者:大林 洋平】
【総評】過去一度たりともJ2に降格していない横浜FMにとって、J1残留は至上命令。背に腹は代えられぬとロングボールを徹底してリスクを低減し、2戦連続で大量得点でのクリーンシート。エンタメ重視が根づいたトリコロールの文化において、ボール保持率40%を切る“非保持”の是非は別にして、個の質で得点を重ねた流れはこの戦い方の理想形だった。

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A+ランク G大阪(総合評価点:47)

【画像提供:エル・ゴラッソ】

【担当記者:下薗 昌記】
【総評】直近のACL2グループF第3節・ナムディン戦で機能した前線と中盤を継続起用した指揮官の判断は良かった。イッサム・ジェバリが最前線にいる強みをチーム全体が理解し、名古屋を無力化した。終盤は押し込まれる時間が続いたが、中2日の連戦だけに責めるのは酷だ。過密日程でも輝いた山下諒也と半田陸のタフさも称賛されるべきだろう。

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A+ランク C大阪(総合評価点:46)

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【担当記者:小田 尚史】
【総評】「入りはシーズンの中でも一番」と指揮官も語ったように、開始7分で2得点。“前へ”の矢印を前面に出し、リレーションと個人パワーが融合した2得点は、まさに今シーズンのチームが目指してきたスタイルだった。後半は川崎Fにボールは握られたが、選手たちは慌てることなく、ゲーム自体は支配できていた。3点目が決まっていれば、興奮度はもう1点上がった。

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