記録尽くしの投球でも山本由伸は「すごいですね」と他人事? 大谷翔平は貴重な「つなぎ」の打撃で第2戦の勝利に貢献
大谷はしぶとい打撃で山本の完投を援護
おそらく、八回に追加点を奪ったことで、山本にもチーム全体にも余裕が生まれたが、そこで貴重な働きをしたのが大谷翔平だった。1死一塁で打席に入ると、バットを折りながらも打球を右前に運びチャンスを広げると、その後、ドジャースは2点を追加。そこで勝負あった。
前日の試合では二回と三回、追加点の好機をいずれも逃し、ロバーツ監督は、「ポイントとなる打席でヒットが出なかった。もっといい攻めができたはず」と苦言を呈した。
大谷も二回、二死満塁の場面で一塁ゴロに倒れている。
あそこで1本出ていれば、というところだったが、この日は、そんな場面で1本が出た。その後は相手が自滅。山本の完投は、そういう流れの中で必然だった。
ちなみに山本。昨年のポストシーズンデビュー(対パドレス)では、3イニングで5失点。それ以降の7試合では、44回1/3を投げて、自責点8、40三振、防御率1.62。ドジャースの勝敗は、6勝1敗となっている。
会見を終えた帰り際、ボールを振らせた割合が42%だったことを伝えると、「すごいですね」と、まるで他人事。すごいのは、他の誰でもない山本自身なのに。
(企画構成:スリーライト)