「柿の食べすぎ」で胃に石が⁉ 知られざる“柿胃石”とは【薬剤師が解説】
あまり聞き慣れないこの症状、実は軽視できません。薬剤師・薬膳アドバイザー・フードコーディネーターの山形ゆかりさんが解説します。
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柿の食べ過ぎによる「柿胃石(かきいせき)」とは
抗酸化作用とアルコール分解作用を持つ栄養素で、生活習慣病や老化予防をサポートすると言われています。また、アルコール分解作用があるため、飲酒前に柿を食べることで二日酔い防止効果も期待できます。
タンニンの推奨摂取量は定められていませんが、摂り過ぎには注意が必要です。
一気に摂り過ぎると…
大量のタンニンを一度に摂取すると、「胃石(いせき)」ができます。
胃石とは胃の内部に石のようなものが生じる症状で、胃痛や胃潰瘍、吐き気や食欲不振、腸閉塞の原因になります。
タンニン豊富な柿ゆえに「柿胃石」の原因に
タンニンが胃酸と混ざって変化し、食物の成分が加わることで胃石ができやすくなるようです。柿を食べ過ぎて胃石が生じる方が多いことから、「柿胃石」と呼ばれることもあります。
胃石が生じても、大半は便として排出されます。しかし胃石が大きくなると胃や腸の中で動かなくなり、場合によっては手術が必要になるでしょう。
柿に限らず、赤ワインなどタンニンを豊富に含む食材を食べるときは注意が必要です。
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