25-26NBAで必見のヤングタレント10選 ドラフト1位の逸材、昨季新人王、中国版ヨキッチ、キングの息子……

大橋哲也

今年のドラフトで1位指名を受けたフラッグ。スピードとサイズを兼ね備え、オールラウンダーとしての成長に期待がかかる 【Photo by Alex Goodlett/Getty Images】

 10月22日(現地時間10月21日)、いよいよNBAの2025-26シーズンが開幕する。レブロン・ジェームズ(レイカーズ)やステフィン・カリー(ウォリアーズ)といった、長年リーグを牽引してきたスーパースターに引退の足音が迫るなか、未来のスター候補生たちが虎視眈々とその座を狙っている。ここではキャリア1~2年目の選手の中から、次代を担う注目タレント10人を厳選して紹介する。

クーパー・フラッグ(マーベリックス/1年目/206センチ・93キロ)

※2024-25シーズン成績:平均19.2点、7.5リバウンド、4.2アシスト(デューク大)

 高校時代からドラフト1位指名が確約されていた逸材。類い稀な身体能力、屈強な体躯、ガードからセンターまで守れる守備力、勝負強さ、そして高いバスケIQといったあらゆる武器を備える。

 プレシーズン初戦となったサンダー戦では、出場わずか14分で3ポイント2本を含む10点、6リバウンド、3アシスト、1ブロックを記録。ルーキーらしからぬ落ち着きと安定感が印象的だった。1対1のオフェンス力に磨きをかければ、すぐにオールNBAチームの常連となれるだろう。

ザカリー・リザシェイ(ホークス/2年目/203センチ・91キロ)

ショットセレクションの正確性が光るリザシェイ。昨季のドラフト1位指名選手が、2年目に大きな飛躍を遂げるか 【Photo by Justin Ford/Getty Images】

※2024-25シーズン成績:平均12.6点、3.6リバウンド、1.2アシスト

 昨季のドラフト1位指名選手は、20歳ながらバスケIQの高さが売りだ。ショットセレクションが良く、司令塔トレイ・ヤングのアシストから放つキャッチ&シュートも高精度を誇る。夏に行われたユーロバスケットでは、若手主体で挑んだフランス代表の主力として奮闘。41.4パーセントという高い3ポイント成功率をマークした。

 キャリア1年目を終え、「どんな感じで物事が進んでいくのか分かった。この先自分がどう成長していくのか楽しみ」と、さらなるステップアップに自信を深めている。

VJ・エッジコム(セブンティシクサーズ/1年目/193センチ・82キロ)

プレシーズンから攻守両面で存在感をアピールしているエッジコム。シクサーズの新たなエースとなれる逸材だ 【Photo by Francois Nel/Getty Images】

※2024-25シーズン成績:平均15.0点、5.6リバウンド、3.2アシスト(ベイラー大)

 ドラフト全体3位指名を受けたバハマ出身のガードは、身体能力が傑出する。アクロバティックなプレーが得意で、しばしばドウェイン・ウェイド(元ヒートほか)やラッセル・ウェストブルック(FA)といったオールスター級のレジェンドにたとえられるほどだ。

 粗削りながらもプレシーズンから攻守両面で存在感を発揮。毎年のように怪我人が続出する昨今のシクサーズのチーム事情を鑑みると、早々にエースの役割を担う可能性は十分にある。

マタス・ブゼリス(ブルズ/2年目/208センチ・95キロ)

リトアニアにルーツを持ち、ブルズの地元シカゴで生まれ育ったブゼリス。線は細いがサイズに恵まれ、プレーバリエーションも多彩だ 【Photo by Jason Miller/Getty Images】

※2024-25シーズン成績:平均8.6点、3.5リバウンド、1.0アシスト

 昨季はローテーションの一角として80試合に出場したが、平均8.6点にとどまった。しかし昨夏のサマーリーグでは平均22.5点と躍動。さらに10月のプレシーズン初戦と3戦目では、いずれも2本の3ポイントを含むチームトップの19点を挙げるなど、ポテンシャルは申し分ない。チームを背負って立つ準備は整ったと言っていい。

 加えて、オフコートでトラッシュトークを言い合うという河村勇輝との仲睦まじいエピソードでも、日本のファンを楽しませてくれそうだ。

エース・ベイリー(ジャズ/1年目/206センチ・91キロ)

シュート力に定評のあるドラフト5位ルーキーのベイリーは、デュラントともやり合うなど強気なメンタルも頼もしい 【Photo by Alex Goodlett/Getty Images】

※2024-25シーズン成績:平均17.6点、7.2リバウンド、1.3アシスト(ラトガース大)

 インサイドから3ポイントまで、あらゆる手段で得点を積み重ねるスコアラー。NBAで4度得点王に輝いたケビン・デュラント(ロケッツ)も、以前からベイリーのシュート力に太鼓判を押していた。

 ドラフト全体5位指名のルーキーは、プレシーズン初戦でそのデュラントにトラッシュトークを仕掛け、「新入りは大人しくしておけ」と諫められる場面も。ちなみに、試合ではゲームハイの25点。鼻っ柱が強いだけではないことを証明した。

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著者プロフィール

1983年生まれ、栃木県出身。2006年から14年までバスケットボール専門誌『ダンクシュート』編集部に在籍。『DAZN』を経て、19年から楽天グループ株式会社が運営する『NBA Rakuten』のマーケティング&コンテンツ課に所属。『NBA Japan』、『Number』、『Sporting News』に寄稿経験あり。試合中はプレーよりも選手のシューズに目が行きがち

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