氷をボリボリ食べたくなる人は要注意。氷食症は「鉄分不足」のサイン[医師監修]
予防医学の観点から、新百合ヶ丘総合病院の袴田拓先生に、鉄分の役割、見逃しがちなサイン、食事での工夫などをお聞きしました。
氷を食べたくなる「氷食症」は鉄分不足のサインかも
袴田先生によれば、「鉄が不足すると体温調節や自律神経に影響を与え、口内が熱く感じられて氷を食べたくなることがあると考えられています」とのこと。
氷食症は20〜40代の女性に多く、鉄欠乏性貧血患者のうち約10〜16%で見られるとされています。身近な“クセ”が、体の重要なサインである可能性を覚えておきましょう。
※リンク先は外部サイトの場合があります
血液検査で見逃される鉄不足「隠れ貧血」に注意
厚生労働省のデータを踏まえると、鉄欠乏性貧血と隠れ貧血を合わせると日本人女性でかなりの割合に上ると推定され、特に20〜40代女性では約半数が隠れ貧血に該当するという報告もあります。
「だるさや疲れ、肌の調子の悪さを感じる場合は、鉄の摂取状況を見直すとともに医療機関での検査も検討しましょう」(袴田先生)
- 前へ
- 1
- 次へ
1/1ページ