“ただのお湯”じゃない!白湯を毎日飲むと体に起こる4つのこと[薬剤師解説]
白湯とは、水を100℃までしっかりと沸騰させて不純物をなくし、そのあとに50〜60℃くらいまで冷ましたものです。口当たりが変わりまろやかで飲みやすくなります。
改めて、白湯に期待できるメリットについて、デトックス体質改善・腸活・膣ケアサポート薬剤師・認定運動支援薬剤師の中田早苗さんに聞きました。
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白湯は、熱すぎない温度で自然に内臓を温めることで、胃腸の働きを促進させます。水分をとることで便が柔らかくなり、さらに腸のぜん動運動が活発になるため、便秘解消に効果的です。
便秘にはストレスも関わっている場合があるため、温かい白湯を飲むことで得られるリラックス効果による改善も期待できます。
また、水分を摂取するので尿量が増え、血液中の老廃物も排出されやすくなります。体中の血液やリンパの流れがよくなり、むくみの改善にも繋がります。
冷え性の改善
白湯は体を内側からじんわりと温めてくれるので、冷え性の対策にもおすすめです。体内から温められることで代謝が促され、末端まで血液の巡りがよくなります。
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ダイエット効果
体温が上がることで基礎代謝が多少高まり、エネルギー消費が促進される可能性がありますが、基礎代謝の大幅な向上や免疫機能の劇的な改善については明確なエビデンスは多くありません。
しかし、白湯を飲むことで水分補給がしっかりとでき、代謝が正常に働きやすくなることは確かです。
基礎代謝が高まることで、身体がエネルギーを消費しやすくなり、結果として脂肪燃焼効率も向上します。運動と組み合わせることで、よりダイエット効果を高めることができるでしょう。
また、食べすぎを防ぐ効果もあります。お腹がすいてお菓子を食べたくなったときに、白湯を1杯飲んでみてください。胃腸を温めることで食欲が少し落ち着きます。
体質や個人差によって異なるため、白湯を飲むだけで劇的な変化を期待するのは難しいかもしれませんが、基礎代謝アップに役立つ習慣として取り入れる価値はあります。
肌を整える効果
肌トラブルの原因のひとつに、胃腸機能の低下が挙げられます。
胃腸の機能が低下すると、必要な栄養が十分に吸収されなくなったり、老廃物が溜まることで、ニキビや皮脂の過剰分泌といった肌トラブルが発生しやすくなります。
白湯を飲むことで胃腸を温め、消化器官の働きをサポートすることが期待できます。 胃腸の機能が整えば、栄養素の吸収がスムーズになり、腸内環境も改善されるため、老廃物の排出が促進されます。
これにより新陳代謝が良くなり、肌のターンオーバー(肌の再生周期)が正常化しやすくなるため、肌荒れが改善される可能性があります。
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