松山英樹は大会の主役 日本開催PGAツアーを盛り上げた賞金王経験者たち
アジアと日本の両方でトップを狙う比嘉一貴は、松山英樹の前で成長を披露
アジアと日本を主戦場とする比嘉が、過密日程の中でPGAツアー出場を決めた理由は、東北福祉大学の先輩・松山英樹との練習ラウンドのためだった。ところが行き違いがあり、実現はならなかった。
アジアでも日本でもないPGAツアーのためノンプレッシャーで臨んだベイカレントクラシックでは、自身の記録を更新するプレーを披露。大会2日目には「プライベートも含めてベスト」というハーフ「28」をマークした。「日本で1年に1回だけという大事なPGAツアーの試合で、人生で初めての経験ができたのは本当にラッキーだなと思います」と笑顔を見せた。
その勢いは最後まで続いた。最終日は練習日に約束しながらも回れなかった松山英樹と同組に。「試合で一緒に回るのは、僕がアマチュアだった2016年以来だったのでうれしかったです」と喜んだ。松山の組を囲む大ギャラリーの前でも堂々たるプレーを披露し、「ギャラリーは松山さんに来ると思っていたけど、僕にも大歓声が起こって、自分も見てもらえていると感じました。多くの人の前でいいプレーができたのは誇らしかった」と語った。
アジア&日本でのトップ争いを行なっている比嘉は、憧れの先輩である松山英樹と日本の大ギャラリーの前で、さらなる成長を証明した。
日本で久々の凱旋試合、中島啓太が最終日に意地のチャージ
「日本でプレーするのが今年1回目なので、すごく楽しみですし、良いプレーを見せたい」と意気込んで臨んだが、3日目を終えて1オーバーの44位タイと満足のいく順位ではなかった。
それでも最終日には意地を見せ、6バーディ・1ボギーで5つスコアを伸ばした。
この大会は、かつて日本ツアーの賞金王として頂点を極めた選手たちが、いまやそれぞれの舞台で培った経験と誇りを胸に、日本の地で再び輝いた瞬間でもあった。彼らの挑戦が、次世代のゴルファーたちに新たな夢と目標を与えることは間違いない。日本開催のPGAツアーは、単なる一試合ではなく、日本ゴルフを未来へとつながる架け橋にもなっている。