イチロー氏が「頭を使っている」と称えるブリュワーズとは? 無名の選手「アベレージ・ジョーズ」たちがエリート集団に挑む
年俸総額2位と23位との対戦の行方は?
なぜか? そこを辿れば、両チームの戦い方が透ける。
投手力に関しては、先発の防御率はほとんど変わらないものの、リリーフで差がついている。ただ、ドジャースにはまだ、佐々木という切り札がいなかったときの数字であり、また少し話が違ってくるのではないか。
いずれにしても、チーム作り、戦い方において対照的な2チームが今回、あい見(まみ)えるのである。
ちなみに、この対戦には別の視点でも注目が集まる。
米全国紙「USA TODAY」紙によると、ドジャースの年俸総額は約3億2,129万ドルで両リーグ2位。一方のブリュワーズは、約1億1,514万ドルで同23位。この額でも十分に強いチームが作れるということは、来オフの労使交渉に関係してくる。
というのも、またドジャースがワールドシリーズを制した場合、「不公平だ。格差是正が必要」として、年俸総額に上限を設けるサラリーキャップ導入の機運が高まり、労使交渉の長期化が予想される。一方、ブリュワーズが勝てば、「お金では優勝は買えない。工夫次第」となって、サラリーキャップの争点化が避けられ、そうなれば合意も早まるのではないかと、みられている。そもそもブリュワーズが勝てば、野球のスタイルが見直されるきっかけになるかもしれない。
さて、シリーズの行方はどうなるのか? 誰がキーマンとなるのか?
ロバーツ監督は11日に行われたオンライン会見で、こういった。
「翔平の打撃が低調なままなら、我々がワールドシリーズで勝つことはできないだろう」
その大谷、投手としての先発は、第4戦が予想されている。
(企画構成:スリーライト)