「弾き」が驚きの進化!高初速・低スピンの両立にとことんこだわったブリヂストン『TOUR B JGR』ボールを徹底試打!
そこで常住充隆プロが同ボールを徹底試打。前作との比較など交え、性能の変化を検証した。
【動画】『TOUR B JGR』を試打インプレッション
ドライバーで新『TOUR B JGR』を試打
まず『JGR』の印象ですが、自分の周りでも使用している方が多くいて、「すごく飛ぶ!」という話をよく聞きます。それを確かめる意味でも楽しみです。
早速ドライバーで打ってみましたが、まずインパクトのときのボールのつぶれ具合と初速には驚きました。打感に関しては、例えると「スーパーボール」を打っているような感じです。
最初〝グニュッ〟としながらも潰れきったところで最後に〝カチッ〟とした感触があり、そこから〝ドーン〟と弾いてボールが元に戻ろうとしているようなイメージです。
アマチュアゴルファーで3000回転以上出るような方は相当スピン量が減ると思いますし、高すぎる弾道でボールが前に進まないような方も、前に押し出す感じがあるので、かなり飛距離が伸びるのではないでしょうか。
初速は約70 m/sとしっかり出ていますが、いくら初速が早くてもスピン量が多ければキャリーもランも出ません。初速とスピン量が高いレベルで両立しているので、トータル飛距離が飛ぶのも理解できます。
今回、新しいインナーカバーを採用して、より〝潰れて戻るときの復元力がが高まっている〟とのことですが、それを感じることができました。
ウエッジで新『TOUR B JGR』を試打
60ヤードくらいのイメージで打ちましたが、打感はインパクトしたとき〝じわっ〟と柔らかい感覚がありながら最後に〝パンッ〟と飛び出る感覚が手に残り、びっくりするくらい柔らかい打感で、言葉でいうと〝グッ!パン!〟といった感じです。
コアが柔らかく、その上のインナーカバーが高反発というテクノロジーですが、その意図を感じることができました。スピン量は7940回転でしたが、ディスタンス系ボールの中ではかなり高い数値かと思います。
出球はやや高め。上級者だと低く出て〝キュッ〟とスピンが入った感じを好む傾向にありますが、逆に出玉が高いということは、バンカー越えのアプローチなど、難しいシチュエーションでも、楽にボールを止めることができるので、アマチュアゴルファーにとってはスコアアップに繋がると思います。
試しに『TOUR B XS』も打ってみました。ツアー系ボールの中では柔らか目ですが、『JGR』と比べると打感は少し硬く感じ、打ち出しも低いですが、XSは球持ちが長く、乗り感がしっかりあります。このあたりが低い打ち出しを好むプロに人気の理由かもしれませんね。
『TOUR B JGR』をドライバーで新旧比較
分布図からもやはり新作の方が飛距離が出て、着弾地点もまとまっています。
その中で特に違いを感じたのがスピン量です。新旧どちらもロースピンですが、新作で打ったボールが2033回転。この数値だと通常はドロップしそうなイメージですが、実際は打ち出し高く、サイドスピンも旧作に比べ少ないのでキャリーが出ました。
わざとスピンを増やそうとしても増えないレベルかも?ヒールで打っても増えないですし、とにかくロースピンです。
打感も〝芯がしっかりある柔らかさ〟をコアに感じられました。初速に関しては、飛び出しのフィーリングが〝スーパーボール〟を打っているような感覚で気持ちが良かったです。
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