山本由伸の快投でドジャースは地区シリーズへ進出! 課題の「魔の八回」は佐々木朗希で克服できるか?
佐々木朗希をクローザーで起用も?
前日は、八回から登板したアレックス・べシアがヒットと四球でピンチを招いたところで降板。リリーフしたエドガルド・エンリケスも連続四球などで傷口を広げた。
この日も八回からマウンドに上がったエメ・シーハンが大荒れ。2安打、2四球で2点を失うと、最後は1-2と追い込んでいる場面で交代を告げられた。
デイブ・ロバーツ監督は「30球を超えそうだったから」と明かしたが、定まらない制球に業を煮やした。
その後をべシアが締めたが、四球で2死満塁のピンチを招くなど、相変わらずピリッとしなかった。
シーズン後半に入って懸念されたリリーフ問題。この2試合は、大量リードしていたおかげで勝敗には影響しなかったが、仮に3対2のまま九回を迎えていたら、誰がクローザーを務めたのか――。
そんな中で、佐々木朗希が希望を与えた。
4点の差があったとはいえ、8回裏の段階で佐々木がブルペンで投げ始めたとき、その光景を1週間前、誰が予想しただろうか。
果たして九回、佐々木が簡単に3人で締めくくると、チームは大きな収穫を手にした。
試合後、「佐々木はクローザーか?」と聞かれてデイブ・ロバーツ監督は、さすがに「そうだ」とは言質を与えなかったが、「重要な場面で投げてもらう」と話している。
もはや彼がクローザーとして起用されても、驚かない。
さて、改めて振り返れば、2試合とも八回を除けば、完勝。
先発が中盤まで試合を作り、打つべき人が打つ。理想的な展開でドジャースは地区シリーズに駒を進めた。
その地区シリーズ初戦。先発は大谷か? と聞かれたロバーツ監督は、もはや濁すことはなかった。
「その通り。翔平が第1戦で先発する」
(企画構成:スリーライト)
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