J1番記者通信簿 担当クラブを各節評価

【J1第31節 番記者通信簿】交代策がトリガー 支配と逆転で鹿島が最高評価に

サッカー新聞 エルゴラッソ

【画像提供:エル・ゴラッソ】

 サッカー専門新聞『エル・ゴラッソ』の番記者が担当クラブの直近試合の出来を通信簿形式で振り返る本企画。J1第31節で最高評価に輝いたのは鹿島。交代策を契機に後半は試合を掌握し、C大阪との一戦で逆転勝利を飾った。一方、前節の高評価から一転、ワースト評価となったのは東京V。神戸を相手に無得点かつ4失点を喫し、厳しい内容に終わった。

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 なお、通信簿は6つの評価項目と番記者の短評および総評で構成。6つの評価項目の合計点に応じて上図の総合評価をつけている。評価項目の概要、採点基準、総合評価基準は以下のとおり。

【評価項目】
①ゲーム支配
②個人パワー
③スタイル発揮
④球際
⑤リレーション(選手のつながり)
⑥興奮度

【採点基準】
9~10点:すごく良い
7~8点:良い
5~6点:及第点
3~4点:ややもの足りない
0~2点:次節に期待
※採点は1点刻みで評価

【総合評価基準】
S:49~60点
A+:43~48点
A-:37~42点
B+:31~36点
B-:25~30点
C:13~24点
D:0~12点

 それでは、各クラブの通信簿を見ていこう。

Sランク 鹿島(総合評価点:52)

【画像提供:エル・ゴラッソ】

【担当記者:田中 滋】
【総評】前節・浦和戦から先発4人を入れ替えたこともあってか、前半は相手陣内でボールを奪えても、そこからゴールに向かう前段階でミスが発生。ミスをミスで返すような展開になってしまった。しかし、後半に鈴木優磨、舩橋佑が入ってから一気に試合を掌握。レオ・セアラのゴールで逆転に成功すると、選手交代でさらに勢いを増し、入ったばかりの松村優太がダメを押す理想的な展開だった。

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A+ランク 神戸(総合評価点:47)

【画像提供:エル・ゴラッソ】

【担当記者:小野 慶太】
【総評】5バックの守備ブロックをいかに攻略するか。攻撃の連動性を問われた試合だったが、サイドを崩した得点、クロスからの得点、ハイプレスからの得点と“らしさ”全開のゴールラッシュを実現。大迫勇也、宮代大聖、エリキの3トップが全員得点を奪い、守っては無失点締めと攻守盤石。首位・鹿島追撃の準備は整った。

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A+ランク 京都(総合評価点:45)

【画像提供:エル・ゴラッソ】

【担当記者:雨堤 俊祐】
【総評】前半は相手の堅守に苦戦したが、後半はボールを持つだけでなく何度もゴールへ迫った。中6日の相手に対して、日程的には不利な中2日の京都がアグレッシブな戦いを披露して、勝利にあと一歩まで迫ったことは評価したい。試合終了後、PK失敗に落ち込むラファエル・エリアスに仲間が駆け寄り、客席からエールが送られた場面も心を揺さぶられた。

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A+ランク G大阪(総合評価点:44)

【画像提供:エル・ゴラッソ】

【担当記者:下薗 昌記】
【総評】前半、相手の堅守に手こずったのは事実だが、やはりサッカーは90分で勝負が決まるスポーツ。選手交代で流れを引き寄せ、得点場面はそれぞれの個が輝いた。守備の安定感は課題だが、それ以上に爆発力を出せるのはチームと指揮官の成長だ。

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A+ランク FC東京(総合評価点:43)

【画像提供:エル・ゴラッソ】

【担当記者:匂坂 俊之】
【総評】今季初の3連勝を飾り、3試合連続でクリーンシートを達成した。前半アディショナルタイムに福岡のウェリントンが退場となり、数的優位に立ちながらも追加点を奪えなかったのは悔やまれる。ただ、それでも勝ち切れたのは、出場機会に飢えていた選手たちが気持ちのこもったプレーを見せたからにほかならない。こうした姿勢からも、チームの成熟度がうかがえる。

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著者プロフィール

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