教え子たちとのドラフト秘話

真中監督“幻”のガッツポーズ事件の舞台裏 坂本誠志郎のドラ2指名に「かぶっちゃったか……」 明治大・善波達也元監督が明かす秘話

瀬川ふみ子
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2015年ドラフト会議、明大・高山俊をめぐる抽選で「当たり」と勘違いしガッツポーズした真中監督。そのとき、明大側の反応は? 【写真は共同】

 2010年ドラフト会議、明治大の荒木郁也が阪神に5位で指名されてから15年間、一度も途切れることなく、明治大はドラフト指名選手を毎年輩出し続けている。そんな名門大学を2008年から12年間率いた名将・善波達也氏に、教え子たちとの秘蔵エピソードや、今だから語れるドラフト裏話を振り返ってもらった。

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後日かかってきた真中監督からの電話

 2015年のドラフトでは高山俊(阪神~オイシックス)、坂本誠志郎(阪神)、上原健太(日本ハム)、菅野剛士(元ロッテ)の4人がプロ志望届を出しました。

 高山は1年春から上級生の外野手が打てなかったときなどに出してみたのですが、出すたびヒットを打ち、1年春にいきなり20安打。このままケガなく20本×8シーズン打ち続けたら、大変な数字になるな、明治の大先輩、高田繁さんの東京六大学最多安打記録の127本を抜く可能性もあるなと。秋も16本打ち、1年で36安打。

 でも、高山は自分から積極的に練習するタイプではなく、使い続けるには周りを認めさせないといけない。そんな考えで、毎日、授業に行く前に高山を呼んでティーをあげ、バットを振らせ続けました。高山だけ呼ぶと特別扱いになり過ぎるので、高山とあと二人ぐらいを日替わりで呼んで、毎日300本は打たせたのです。バットを振らせて、試合で使い続けて、3年秋に100安打に到達。4年秋には高田さんの記録を48年ぶりに抜き、さらに131安打まで記録を伸ばしました。
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