闘将の“鶴の一声”でドラ6指名…打点王に成長 二刀流以上の貢献をした山崎福也 明治大・善波達也元監督が明かす秘話
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野村祐輔が進化したのはあの時…
そんな慎司は、監督の私に直接ものを言える選手が少ない中、仲間や後輩のことを見渡しながら、言いにくいこともちゃんと言ってくる選手でした。その一つが、後輩のノム(野村祐輔/元広島)の件で……。慎司が4年時に1年生だったノムが、秋のリーグ戦で1点も取られず防御率0.00を続けていて、最終カードを前に最優秀防御率のタイトルが確定していたんです。そんな中、私が「最終カードもノムに1イニングは放らせるよ」と宣言していたら、試合の数日前に慎司が私のところに来て、「野村は放らせないであげてください。0.00で防御率のタイトルを取れるなんてことはないですから」と。結局ノムには放らせましたけど(笑)。ノムはなんとか0で抑え、34回2/3を自責点0。0.00でシーズンを終えたのは東京六大学リーグ史上5人目、44年ぶりの快挙となりました。
でも、慎司が「最終カードで点を取られてしまったら……」と後輩のために私に言ってきた勇気は忘れません。そんな慎司はプロでも、自分のことだけではなく周りの選手のことも考えられる選手だったのでしょう。現役引退後も球団に残って仕事をさせてもらっています。球団に残れるというのは本当に限られた選手だけ。指導者側とすると、ありがたくうれしいことです。
ノム(野村祐輔)は広陵高時代、夏の甲子園準優勝投手。どこで大学野球での初登板をさせようか考えた末、1年春先の立命館大とのオープン戦で初めてマウンドに送ったのですが、いきなりピッチャーゴロが足に当たってしまって……。そこから二週間ほど投げられない時期を経て、春のリーグ戦に入りました。必ずしも順調というわけではなく、痛い思いをしてからのスタートでしたね。春のリーグ戦で優勝に貢献し、秋は防御率0.00で最優秀防御率のタイトルを取りました。
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