大谷翔平と本塁打王を争うカイル・シュワバーの素顔に迫る 「タイトルよりもチームのために戦う」2人の共通点とは?
個人タイトルよりもチームの勝利
もっともシュワバーは、「タイトルのことは、まったく考えていない」と言う。
「いまは、チームのことだけしか、考えていない。個人的な数字とか、タイトルよりも、チームとしてのこの先に集中しているから」
そのあたりはおそらく、大谷も同じ考え方ではないか。両チームはこのままいくと、ナ・リーグの地区シリーズで顔を合わせる可能性が高い。
ちなみに2人には共通点がある。今年は2番を打つことが多いシュワバーだが、フィリーズに移籍した2022年以降、1番を打つことが多かった。長打力がある大谷とシュワバーは、およそ日本人がイメージする1番打者のイメージとはかけ離れている。シュワバーは2023年、47本塁打を放ったが、215三振を喫し、リーグワースト。打率は.197だった。
もちろん四球も多いので、出塁率は3割台だが、彼らのようなタイプが1番を打つことが、メジャーのトレンド。そこには、1回でも多くの打席に立たせたい、という狙いがあるが、2人のホームラン王争いは、それを象徴するようでもある。おそらく、メジャーの関係者にしてみれば、村上宗隆(ヤクルト)が4番を打っていることの方が、理解できない。
ところでシュワバーはカブス時代、川﨑宗則(栃木ゴールデンブレーブス)とチームメートだった。インタビューの冒頭、川﨑の写真を見せると、「オォ〜 カワ!」と笑顔になった。
「実は少し前、彼からDM(インスタグラム)が来たんだよ。そうか、テレビの仕事もしているのか。彼は、本当に身体能力に優れていた。いつも元気で、舞台裏を伝えてくれる存在としては、彼ほど適任はいないね」
このインタビューは、16日に行われたフィリーズ対ドジャースの中継前にABEMAで放送されたが、スタジオには川﨑がいて、それを聞いていた彼は、「(僕は)ただのエナジーガイじゃない。身体能力お化けだから」と、本当に嬉しそうだった。
(企画構成:スリーライト)
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