ドジャースに導入されている話題の最新ベッドを体験! リカバリーへの意識の高まりを象徴する驚くべき効果とは?
逸品「アモータル・チャンバー」について
先月24日に公開された本コラムでも少し触れたが、きっかけは、ルー・トリビノ(現在はドジャースを退団しFA)との雑談。緊急昇格だったため、ほとんど一睡もしないままロサンゼルスに到着すると、「ドジャースのクラブハウスに昼寝部屋があると聞いて利用しようと思ったら、見たことのないベッドがあった」ということで、教えてくれたのが、そのベッドの存在だった。
ストレングス/コンディショニングコーチのトラビス・スミスに効果を聞くと、「それは、グレッグ(・バラハス)の方が詳しい」というので、リハビリコーディネーターのグレッグのところへ。するとグレッグは、「デンバーに本社があるから、実際に行って体験したらどうだ?」と、アモータルの担当者を紹介してくれた。
実は、そのやりとりをした翌週がドジャースのデンバー遠征だったが、スケジュールの都合がつかず行けなかった。番組では、サンタモニカのホテルに設置されている同社のベッドを取材させてもらったが、今回のデンバー遠征を利用してアモータル・チャンバーを実際に体験してきた。
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まず、独特の形状に関しては、「重力を感じないため。感覚的にはフロートタンクのような感じ。水に浮いているような、そんな感覚を味わえる」という説明が事前にあり、続けた。
「無重力の世界で、どう体、脳をリラックスさせ、リカバリーさせるか。いま、NASAと共同でプロジェクトを行っている」
それは、セッションが始まって1分で実感することになる。
もっとも、無重力で脳と体をリラックスさせるのは効果の一つに過ぎず、話を聞けば聞くほど、治療用ベッドに分類されるのでは、という感触を持った。「そうかもしれませんね」というインシンガーさんの解説は続いた。「下からは、低周波のパルス状の電磁場が流れていて、細胞や組織の働きをサポートする治療にも用いられています」。
日本でも、「PEMF(パルス電磁場)セラピー」という言葉が浸透し始めているが、以下に、研究や臨床報告に基づく効果を列記してみた。
1.骨折の治癒促進
・アメリカでは難治性骨折の治療にPEMF機器がFDA承認されている
2.炎症や痛みの軽減
・関節炎、腰痛、筋肉痛などの慢性疼痛に対して効果があるとされている
3.血流改善と組織修復
・毛細血管の血流が改善され、酸素や栄養素の供給が促進される
4.睡眠やメンタルへの効果(研究段階)
・神経活動の調整を通じて、不眠やストレスの軽減効果があるという報告も
一方、上から照射されるのがレッドライト。これも、「レッドライトセラピー」として浸透しつつあり、「特定の波長を用いて細胞機能を刺激し、さまざまな健康効果を促進すると言われている」とインシンガーさん。主に以下のような効果があるそうだ。
•皮膚の再生や修復
•細胞の回復をサポート
•全身の炎症を軽減
•エネルギーと血流を増加
他にも、音と振動を利用したバイブロアコースティックセラピー(VAT)という機能もあり、「筋肉の緊張や痛みの緩和、睡眠の質の改善、ストレスによる不安の軽減、リラクゼーションにおいて、効果が示されている」とのこと。「PEMFセラピー、レッドライトセラピーに比べれば、確立された医療療法ではなく、補完療法(Complementary Therapy)と位置付けられているセラピーですが」。
また、鼻から分子状の水素を吸入するが、「体の防御力を高め、細胞の回復力を向上させる効果があるとされている」そう。これも、PEMFセラピー、レッドライトセラピーに比べれば、科学的な裏付けが乏しいものの、「急速に研究が進んでいる分野だ」と補足してくれた。