バドミントン新星・宮崎友花のジレンマ 初の世界選手権で探る進化のきっかけ
立ち位置やポテンシャルを考えれば、初出場でのメダルも期待したくなるところ。ただ、誕生日前日の8月16日、報道陣に囲まれて意気込みを聞かれた宮崎は、慎重な姿勢で「一つの大きな大会とは考えているんですけど、まだまだ、結果も出していない。すごく大事な大会と思い過ぎるのも良くないというか、自分自身にプレッシャーをかけてしまう。(例えば、ワールドツアー最高峰のスーパー)1000だから頑張るとか、グレードが高くない試合だから(かける力を)落とすとか、そういうのはないので、とりあえず、1試合1試合頑張りたいなと思っています」と話すに留めた。7月のダイハツジャパンオープンで優勝を目標に掲げたのに比べると、随分と控えめだった。
昨年、高校生ながら世界トップに迫る飛躍
年が明けて、25年1月には、世界ランクは7位まで上昇。自信も期待も膨らむ一方だ。世界ランクが上がった分、シードを確保できるようになり、トップ選手との早期対決はなくなった。ならば、安定して上位に進み、トップ選手に挑戦しようと考えるのは自然なことだ。より大きな世界ランキングポイントが設定された大会での勝負に対し、意気込みも強くなる。
シード選手となり、狙われる立場の難しさに直面
最近は、宮崎の長所であるオーバーハンドショットが警戒され、良い体勢で打てる機会が減っている。思うようにいかない試合が増える中、フラストレーションを抱えて強引に攻めることでミスが増える悪循環も生まれている。立ち位置が変わった今は、対応力が求められている。