甲子園でホームランを期待できるのは誰だ!? 灼熱の聖地を沸かせそうな注目のスラッガー
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小松大谷の田西はこの1年間で驚くほどパワーアップ
従来のものよりも反発力が下がったことでホームラン数は激減。昨年春の選抜では3本、夏の甲子園では7本に終わった。これはいずれも金属バットが採用されて以降の最少の数字である。今年春の選抜ではわずかに上向いたものの、それでも6本だった。
そんななかで、この夏の甲子園でホームランが期待できそうな選手は誰なのか。これまでのプレーぶりなどから探った。
まず候補筆頭として名前を挙げたいのが田西称(小松大谷3年/三塁手)だ。昨年夏の甲子園でも活躍した左のスラッガーは、そこからの1年間で驚くほどパワーアップした。
圧巻だったのが、4月に行われたU-18侍ジャパン候補強化合宿でのプレーぶりで、打撃練習では木製バットで柵越えを連発してみせた。今夏の石川大会でも場外ホームランを含む2本塁打を放っており、そのパワーと飛距離は世代でも屈指と言える。甲子園でも豪快な一発に期待だ。
横浜の左腕エースは県大会で3本塁打の打撃にも注目
阿部は今年春の選抜の沖縄尚学戦で、右中間の最も深い所へホームランを叩き込み大観衆を沸かせた。将来的にはリードオフマンというタイプの選手だが、たくましい体格を活かしたフルスイングは迫力十分で、長打力も申し分ない。夏の神奈川大会では厳しいマークのなかで5割近い打率を残し、準々決勝では逆転サヨナラタイムリーを放つなど、確実性の高さと勝負強さも天下一品だ。春に続いての一発も十分に期待できるだろう。
一方の奥村頼は、エースでありながら打者としても高いポテンシャルを秘めている。選抜では全試合4番として出場してヒットを放ち、ホームランこそなかったものの4割近い打率をマーク。そしてこの夏の神奈川大会では準決勝の立花学園戦で2本、決勝の東海大相模戦でも1本と合計3本のホームランを放って、長打力を見せつけた。
目立つのは巧みなリストワークで、ヘッドを走らせるのが上手く、軽く合わせたようでも飛距離が出る。引っ張るだけでなくセンターから左方向へも大きい当たりを打てるのも魅力だ。投手としてドラフト候補に挙げられているが、その打撃にもぜひ注目してもらいたい。
また奥村頼と同じくサウスポーの坂本慎太郎(関東第一3年/投手兼外野手)も、小柄ながら抜群のミート力に加えて飛ばす力もあり、東東京大会では2本のホームランを放った。投打ともに注目の存在である。