丸山茂樹が全英を制したシェフラーを「タイガー級」と称賛 松山英樹は「いつものメンバー」にしっかりと入っている
らしくないミスが多かったマキロイ
丸山 マキロイは言うまでもなくすごいんですけど、タイガーとかスコッティ・シェフラーと違うところは、もったいないミスが非常に多い。例えば、今回グランドスラムを達成したマスターズでも、最後の18番ホールのセカンドショットをバンカーに入れて、プレーオフにしてしまったり。
それがマスターズのようなストーリー、ドラマを生むところがあったり、人間味としてファンに愛されたりするところもあるとは思うんですが、ああいうのはタイガーにはほとんどなかった。スコッティ・シェフラーにもそれがないですよね。
他に何か劣るものがあるのかと言えば、そんなにないわけですよね。とにかく、あそこまでのレベルの選手にも関わらず、アイアンでのポカが目立つなと感じます。9番のようにあそこまでディスタンスコントロールをミスしたり、10番でフライヤーしてあんなにオーバーしたり。
ほかにも100ヤードぐらいから引っ掛けてバンカーに入れたり、というのもありました。本当に素晴らしい選手、歴史に残る選手なのに、あまりにももったいないミスが多いかなと思いますね。
丸山 今年はやっぱり、マキロイのグランドスラム達成のシーンが、ものすごく印象的でした。一方で、シェフラーの優勝に関しては、もう「来るだろうな」と。8割方そうなるだろうなという感じがありました。だからマキロイの優勝に比べて、そこまで印象的ではないのかもしれません。
そういうあたりを振り返っても、シェフラーの強さというのは本当に際立ったものだとあらためて感じます。あとは僕がずっと言っているように、今の海外メジャーではダークホースは全然出てこないですね。全米オープンを勝ったJ.J.スポーンは、ややダークホース気味だったかなと思いますけど、あとはもう本当に、いつものメンバーが必ず上位に来る。
その意味では、英樹もその「いつものメンバー」にしっかりと加われていると思います。今回も初日の前半がフェアウェーヒット0回と、ショットが乱れていましたが、粘り強く立て直して今季メジャー最高の16位に入った。これはもう、さすがだなと。今後も彼のプレーにぜひ期待していただきたいと思います。