丸山茂樹は全英OP初日の松山英樹をどう見たか 最後まであきらめない精神力に「底力を見た」
後半のプレーは明日以降につながる
丸山茂樹プロ(以下、丸山) 最初のラウンドを終えて3オーバー、よく耐えたんじゃないかと思います。前半はティーショットが左に行く場面が多く、それを意識するあまり右へのミスもありました。風が強くなったり雨が強くなったりと、まさに全英オープンらしい状況でもありました。
そんな前半でスコアを落としましたが、後半に伸ばすことができた。同じ3オーバーでも、その逆のパターンとでは気持ちの面で全く違います。そういう意味では、後半のプレーは明日以降につながってくれるものと期待したいです。
――前半はフェアウェーキープが0/7、キープ率0%とティーショットが乱れていた。しかし後半最初の10番パー4で初めてフェアウェーを捉えると、そこからは5/7、キープ率71.4%と大きく改善した。
丸山 ティーショットをあれだけ修正できる能力がすごいなと思います。もう、そこに尽きるんじゃないですか。最後の方は自信を持って振れていました。18番も多少右には行きましたが、しっかりと振り抜けていましたね。
前半最後の9番と、後半スタートの10番の間で何がどう変わったのか、英樹本人に聞いてみたいと思うくらいです。前半の反省点が、この後の練習に活かされて、明日はスタートから良いプレーが見られるといいなと思います。
それにしても、彼の底力を見たような気がしました。最後まで諦めない姿勢もそうですし、それに応える根本的な「ゴルフの体力」がある。精神的な体力がすごいなと。気持ちが折れないですよね。
――一気に巻き返そうとしたり、投げやりになったりして、強引に攻めに出ればコースのワナにハマる。全英オープンを戦う上で必要な慎重さ、粘り強さを失わなかったことが、後半の巻き返しにつながったようにもみえる。
丸山 確かにそれもあるのですが、一方でいつもの彼ならもっと安全策をとってプレーすることもできるような気もするんですよね。やはり状態がそこまで良くないのかもしれません。
アイアンショットも、素晴らしいところもあれば、彼らしくないミスもある。もっとセーフティーなところにしっかりと打ってこられるのが、彼の本来の姿だと思います。
最近、彼らしい結果が出ていない理由の一つがそこにあるのかもしれません。それでも、その中で耐え抜いているところが立派だなと思います。