【もう迷わない】飛ばしたい? 止めたい? あなたに最適なゴルフボールの選び方ガイド

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ゴルフクラブと同じくらい、ゴルフのスコアを左右する重要なアイテム、それがゴルフボールです。しかし、ゴルフショップのボール売り場に並ぶ多種多様なボールを前に、「どれを選べばいいんだろう?」と悩んだ経験はありませんか?

ゴルフライターの鶴原弘高さんが、ゴルフボールの基礎知識から自分に合ったボールの選び方まで分かりやすく解説します。

ゴルフボールは「選べる」のが大きな特徴

ゴルフというスポーツの大きな特徴の一つに、「自分が使うボールを自由に選べる」という点があります。サッカーや野球のように公式球が定められているスポーツとは異なり、ゴルフではボールに関する一定の規制はあるものの、その範囲内であれば性能の異なるさまざまなボールを使用できるのです。

「一体何が違うの?」「なぜこんなに値段が違うの?」と感じるかもしれません。1ダース2,000円を切るものから、6,000円、7,000円台の高価なものまで、その価格帯もさまざまです。これから、その疑問を一つずつ解消していきましょう。

ゴルフボールの基礎知識:構造と2つの主要な種類

ゴルフボールは、大きく分けると2種類に分類されます。この違いは、ボールの一番外側を覆う「カバー層」の素材によるものです。

ボールの内部は、複数の層で構成されており、「2ピース」「3ピース」「4ピース」「5ピース」といった表現で層の数が示されます。層の数が多ければ多いほど良い、というわけではありませんが、最も外側のカバー素材によって、ボールの特性が大きく変わるのです。

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ウレタン素材のボール(スピン系/ツアーボール)

表面のカバーにウレタン素材が使われています。ウレタンは柔らかいため、ボールにスピンがかかりやすいのが特徴です。主にプロや上級者が好んで使用するため、「ツアーボール」と呼ばれることもあります。アプローチショットでキュッとボールを止めたい、といった状況でその性能を発揮しやすいでしょう。

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アイオノマーカバーのボール(ディスタンス系/飛び系ボール)

表面のカバーがアイオノマーという、ウレタンに比べて硬い素材でできています。反発力が高いのが特徴で、とにかく飛距離を伸ばしたいゴルファーに適しています。「飛び系ボール」と呼ばれることもあります。

このように、ボールの種類は大きく分けてウレタンとアイオノマーの2種類があり、ウレタンはスピン系、アイオノマーは飛び系と呼ばれています。とにかく飛距離を優先したい場合はアイオノマーの飛び系ボールを、アプローチなどでスピンをかけてボールを止めたい場合はウレタンカバーのスピン系ボールを選ぶと良いでしょう。

さらに近年では、内部構造は飛び系ながら、表面はスピン系のウレタン素材を採用した「ハイブリッドボール」と呼ばれる第3のタイプも登場しています。

自分に合ったボールを見つける選び方

数あるボールの中から自分に合ったものを見つけるには、いくつかの視点があります。

1:ボールは「消耗品」と割り切って価格で選ぶ

プロが使用するウレタンカバーのスピン系ボールは、一般的に価格が高い傾向にあります。もちろん、スピン系の中にも比較的安価なモデルや、ディスタンス系でも高価なモデルはありますが、平均するとスピン系の方が価格は高めです。

ゴルフボールは、ラウンド中にOBになったり池に入ったり、あるいは表面が傷ついたりと、どうしても消耗品として扱われます。1球あたり数百円もするボールを気軽に使えるか、という点で、コストパフォーマンスを重視するのも一つの選び方です。例えば、本間ゴルフの「HONMA D1」のようなディスタンス系ボールは、手頃な価格でありながら優れた性能を持つため、非常に人気があります。

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2:自分のゴルフスタイルや求める性能で選ぶ

「とにかく飛ばしたいから飛び系ボール!」と思うかもしれませんが、ゴルフはただ遠くに飛ばすだけではスコアになりません。グリーン上のカップに入れるためには、ボールをコントロールする能力も重要です。

プロゴルファーや上級者は、狙った場所にピタリとボールを止められるスピン系ボールを好んで使用する傾向があります。しかし、だからといってディスタンス系ボールでスコアが出ないわけではありません。上級者の中にもディスタンス系ボールを好むゴルファーはいます。

■ディスタンス系ボールのメリット
ウェッジで短い距離を打った際に、比較的高くボールが上がりやすいという特徴があります。ボールを高く上げてグリーンに止めたい、という距離感で打ちたいゴルファーには使いやすいでしょう。

■スピン系ボールのメリット
プロがよく行うように、アプローチで少し低く出して、2バウンド目くらいでキュッと止まるような球を打ちたい場合は、スピン系ボールが適しています。低い弾道で打つ方が、目標に対してより正確にラインを出しやすく、ブレが少ないため、プロはこの打ち方を好む傾向にあります。

ご自身のプレースタイルや、ゴルフに何を求めるかによって、最適なボールは変わってきます。
3:スピン系ボールは「同じメーカー内」で打ち比べてみる

スピン系ボールを検討しているなら、まずは好きなメーカーのボールから試してみるのがおすすめです。同じメーカーのスピン系ボールでも、複数のモデルが展開されていることが多く、それぞれに微妙な特性の違いがあります。

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例えば、タイトリストの「PROV1シリーズ」には、V1、V1x、V1x レフトダッシュ、そして柔らかい打感が特徴のAVXといったモデルがあります。グリーン周りのアプローチではどのモデルも高いスピン性能を発揮しますが、ロングショットでのスピンの入り方や、ボールのフィーリング(打感)に違いがあります。AVXは柔らかく、V1xやレフトダッシュはしっかりとした打感など、ゴルファーの好みに合わせて選べるようになっています。

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また、テーラーメイドの「TP5シリーズ」も、TP5とTP5xのどちらもウレタンカバーのスピン系ボールですが、飛距離性能に差が出ることもあります。ローリー・マキロイ選手がTP5xからTP5へ切り替えたことで、ショートアプローチのフィーリングが改善され、ショットのバリエーションが増えたという例もあります。

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スリクソンの「Z-STARシリーズ」や、日本のゴルファーに人気のブリヂストンの「TOUR Bシリーズ」なども、モデルによってフィーリングやスピン量、飛距離性能が異なる場合があります。特にブリヂストンのTOUR B XSは、アプローチでのスピン量が他のモデルと比べて大きく変わるため、ボールを強く止めたいゴルファーに高い人気を誇っています。

コストパフォーマンスに優れた人気のディスタンス系ボール

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アイオノマーの飛び系ボールにも、さまざまな種類があります。

前述の本間ゴルフ「HONMA D1」は、その代表例でしょう。ゴルフボールは消耗品であり、ラウンド中に紛失したり、傷ついたりすることも多々あります。高価なボールを躊躇するゴルファーにとって、HONMA D1はコストを抑えながらも良い性能を発揮してくれるため、非常に魅力的な選択肢となります。

かつてディスタンス系ボールは、打感が硬いものが多かったのですが、HONMA D1は比較的ソフトな打感を実現しています。スピン系ボールほどの柔らかさはないものの、近年のディスタンス系ボールはフィーリング面でも大きく進化しています。そのため、価格を重視し、スピン性能にそこまでこだわりがないゴルファーであれば、ディスタンス系ボールも十分に満足できるはずです。

まとめ:自分に合った「エースボール」を見つけよう!

今回は、ゴルフボールの種類や基本的な選び方について解説しました。もちろん、同じメーカーのスピン系ボールでも、モデルによってアイアンのスピン量など細かな違いはありますが、大まかな選び方はご理解いただけたのではないでしょうか。

もしボール選びで迷ったら、まずは好きなメーカーのボールを選んでみるのがおすすめです。最近では、アニマル柄のデザインや、パッティング時にターゲットラインを合わせやすいように工夫されたラインが入っているモデルなど、デザインや機能で選ぶ楽しさもあります。

最も重要なのは、自分がスピン系とディスタンス系のどちらを求めているかを明確にすることです。この2つのタイプを理解していれば、どのボールを選んでも大きな間違いはないでしょう。

ご自身のゴルフスタイルにぴったりの「エースボール」を見つけて、ベストスコア更新を目指してください!

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※本記事はスポーツナビが独自で企画したものです。記事内の商品選定や評価はスポーツナビまたは出演者の方の判断にもとづいています。記事内で使用している商品画像はメーカーから画像・サンプルをお借りした上で使用、撮影しています。
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著者プロフィール

ゴルフメディアで活躍する識者たちが、人気のギアを徹底解説! ドライバーからアイアン、パターといったクラブ一式はもちろん、シューズやウェア、距離計など、ゴルファー必須のあらゆるギアをご紹介していきます。

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