筋肉痛、「運動直後に出るやつ」と「数日後に出るやつ」…なにが違う?

MELOS -メロス-
筋肉痛が起こるメカニズムは、実はまだ完全には解明されていません。

現段階では、筋トレなどの運動によって筋肉は通常より強い力を発揮しようとして、筋繊維(筋肉を構成する細い繊維)の一部が微細に損傷し、目には見えない「筋肉の小さな傷」が生じます。

その後、身体がこの傷を修復する過程で炎症が起こり、痛みや張り、重だるさといった筋肉痛の症状が現れる、とされています。

では、運動直後に現れる筋肉痛と、数日後に現れる筋肉痛は、何が異なるのでしょうか。自身も身体を鍛えているトレーニー医師・SOグレイスクリニック院長・近藤 惣一郎先生監修のもと、見ていきましょう。

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筋肉痛には「即時」と「遅れて」の2種類がある

●即時性筋肉痛(運動直後に出る)
運動中〜直後に感じる筋肉の張りや痛み。軽い違和感程度でおさまることもあれば、フルマラソンや激しい運動の直後には、かなり強い痛みや脱力感が出ることもあります。

これは筋肉への急激な負荷や、長時間にわたる繰り返し動作によって、筋繊維が部分的に強く損傷していることが原因です。

●遅発性筋肉痛(DOMS)
運動した数日後に出る筋肉痛のことで、運動から24〜48時間後にピークを迎える痛みを指します。これは筋繊維の損傷に伴う炎症反応が原因とされています。

スクワットやランジなど太ももを大きく使う運動では、特に強く出やすいのが特徴です。

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筋肉痛の対処法「基本は温めて血行をよくする」

基本的に、筋肉痛は「温めること」が大切です。これは、温めることで筋肉の血流が促進され、傷ついた筋繊維に栄養や酸素が行き渡りやすくなり、回復がスムーズに進むためです。

冷やすのは炎症のような症状があるとき限定です。冷やしすぎは逆効果になるので注意しましょう。
温める or 冷やすは症状で使い分ける

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