2025プロ野球・スポーツナビ週間MVP

【週間MVP】大逆転劇を見せた日本ハム野手勢が上位にランクイン セ投手では阪神の左腕がトップに輝く

データスタジアム株式会社

【写真は共同】

 スポーツナビでは2025シーズンのプロ野球で、週間MVPを選出する。野手では「wRAA(weighted Runs Above Average)」、投手は「RSAA(Runs Saved Above Average)」(いずれもその選手が平均的な選手と比較してどれだけチームの得点貢献を増減させたかを表す指標)を基に、「セ・リーグ野手」「パ・リーグ野手」「セ・リーグ投手」「パ・リーグ投手」の4部門で選手をランキング化する。トップに輝いた選手を、ぜひチェックしてほしい。
※集計対象期間:6月9日~6月15日

オリックス・宮城がエースの貫禄を示す

 パ・リーグの投手では、125球の力投でチームに勝利を手繰り寄せた宮城大弥(オリックス)がトップに立った。2位には自己最多の14奪三振をマークした北山亘基(日本ハム)、3位には約1カ月ぶりの白星をつかんだ曽谷龍平(オリックス)が続いた。

【データ提供:データスタジアム】

1位 宮城 大弥(オリックス)
 6月14日の巨人戦で先発し、9回1失点11奪三振の力投。8回に2死からの連打で同点を許すも今季初めて9イニングを投げきり、エースの意地を見せた。自身に白星はつかなかったものの、チームは延長戦の末にサヨナラ勝利を収めている。

2位 北山 亘基(日本ハム)
 6月12日のヤクルト戦に先発し、8回1失点で今季4勝目をマーク。6回にはサンタナ、内山壮真、オスナをいずれも直球で三振に仕留めるなど、自己最多の14奪三振を記録した。この試合では規定投球回にも到達し、一時的に防御率リーグトップに躍り出た。

3位 曽谷 龍平(オリックス)
 6月15日の巨人戦で先発。初回に迎えた1死二塁のピンチで吉川尚輝、丸佳浩を連続三振に抑えると、その後も要所を締めるピッチングを展開。10本のヒットを許しながらも7回を3失点に抑える粘投で、5月18日以来となる白星を手にした。

虎のドラ1ルーキーが堂々のトップ

 セ・リーグの投手では、毎回三振を奪う好投を見せた伊原陵人(阪神)がトップに立った。2位にはリーグトップの防御率1.08をマークしている山﨑伊織(巨人)が、3位には8回途中1失点と力投したグリフィン(巨人)がランクインした。

【データ提供:データスタジアム】

1位 伊原 陵人(阪神)
 阪神のドラフト1位ルーキーが初のランクイン。6月15日の楽天戦に登板すると、上々の立ち上がりで3回までを無失点に抑える。4、5回と続けて失点を喫したものの、最後は相手の中軸を三者凡退に封じて6回2失点と好投。毎回三振を奪うなど自己最多の8奪三振をマークした。

2位 山﨑 伊織(巨人)
 6月12日のソフトバンク戦に先発。初回にツーベースを浴びるも、続く近藤健介を内野ゴロに打ち取ってピンチを脱出。その後は7回まで得点圏に走者を許さない投球を見せ、最終的には8回無失点の快投を披露した。この投球で防御率は1.08となり、現在リーグトップに立っている。

3位 グリフィン(巨人)
 6月14日のオリックス戦に先発し、今週のパ・リーグ投手1位・宮城大弥と投手戦を展開。4回までは相手打線に二塁すら踏ませず、5回に迎えた無死一三塁のピンチも内野ゴロの間の1失点のみで切り抜けた。今季5勝目は逃したものの、最終的に8回途中1失点の力投を見せた。

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著者プロフィール

日本で唯一のスポーツデータ専門会社。 野球、サッカー、ラグビー等の試合データ分析・配信、ソフト開発などを手掛ける。

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