睡眠専門医がすすめる「夜に食べたい“意外な”一品」とは?夕食にちょい足ししてみて

MELOS -メロス-
「朝なかなか起きられない」「眠ってもいまいち疲れが取れない」……日本睡眠学会専門医で日本医師会認定産業医の白濱龍太郎先生によると、睡眠の質を上げるためには環境づくり、生活習慣、食事などを組み合わせて対策することが重要だといいます。

今回はその中から「食事」にフォーカスして、大正製薬株式会社のプレスレターより、睡眠の質を高める夕食メニューをお届けします。

夕食は「体温調整にいいもの」と「GABA」が含まれる食材を意識

夜は、意外ですが「お酢」や「カプサイシン」もおすすめです。お酢に含まれる酢酸には胃腸での消化吸収を穏やかにする作用があり、血糖値の上昇を緩やかにしてくれます。唐辛子やキムチなどに含まれるカプサイシンも、寝る前に体温を上げてくれるのでおすすめです。

ただし、交感神経を刺激する作用があるため激辛は避けます。

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【MELOS】

GABA(ギャバ)は副交感神経を優位に働かせてくれます。キムチはGABAも含む優秀食材です。

また、タコやイカなどの魚介類に多く含まれる「タウリン」は、深部体温を低下させる効果や睡眠を調整する因子(CHRM1、CHRM3)を増加させる効果があり、安定した睡眠を助けてくれる可能性があります。

魚の場合は皮や軟骨などに多く含まれるグリシンも、中枢神経系で抑制性神経伝達物質として働き、体温の調整や睡眠の質の向上に関与することが明らかになっています。

魚を皮ごと食べれば、タウリンとグリシンが併せて摂れるため、神経疲労と肉体疲労の両方にアプローチできます。
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