自律神経の乱れ、実は「水分不足」が原因かも?その理由を内科医に聞いた

MELOS -メロス-
原因が分からない「謎の体調不良」。それは自律神経の乱れによるものかもしれません。自律神経を整える簡単な方法のひとつとして「水を飲むこと」があります。

なぜ水分不足だと自律神経が乱れやすくなるのでしょうか。日本内科認定医・日本循環専門医で健康塾クリニック院長の鳥越勝行先生監修のもと探っていきます。

【MELOS】

なぜ水分不足だと自律神経が乱れやすくなるのか

自律神経は、私たちの体内の機能を無意識にコントロールする重要な役割を果たしています。この自律神経に、水分不足はどのように影響するのでしょうか。

水を飲まないと血流が悪くなり、自律神経のバランスが不安定に
水を飲まないと血液の粘度が高くなり、血流が悪くなります。すると交感神経と副交感神経のバランスが乱れやすくなります。

脱水による交感神経の過剰刺激
体内が脱水状態になると、交感神経が優位になりやすくなり、ストレスや緊張感を感じやすくなります。こまめな水分補給はその予防になります。

水を飲むことでリラックス効果が生まれ、自律神経のバランスが整いやすくなる
温かい水や白湯を飲むことで副交感神経が活性化し、リラックス効果を得られると考えられています。もちろん水を飲む「だけ」で自律神経がすぐに整うわけではありませんが、適切な水分補給は、自律神経のバランスを維持するために欠かせません。

「朝一番にコップ1杯の水を飲む」で自律神経が整う

睡眠中の脱水状態を解消し、交感神経を刺激して体を目覚めさせましょう。冷たい水は交感神経を刺激しやすいので、常温やぬるま湯を飲むのがおすすめです。

その後は、1日を通してこまめに水を飲みます。一度に大量に飲むよりも、少量を何回にも分けることで胃腸に負担をかけません。

ストレスを感じたときや疲れたときに意識的に水を飲むことで、自律神経の働きをサポートできるでしょう。
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