クラブW杯出場32チームのエースストライカーを完全格付け Sランクにはデンベレら主役候補がズラリ

YOJI-GEN

悲願のCL初制覇を含め、PSGを3冠の偉業へと導いたデンベレ。クラブW杯での活躍次第では、バロンドール受賞に当確印が付きそうだ 【Photo by Edith Geuppert - GES Sportfoto/Getty Images】

 現地時間6月14日に開幕が迫ったクラブワールドカップ2025。ここでは出場32チームのエースストライカーをピックアップし、S~Dの5つのランクに分類して格付けをする。欧州王者パリ・サンジェルマン(PSG)のウスマン・デンベレをはじめとする大会の主役候補から、ジャイアントキリングの立役者にもなりうる伏兵まで、32人のストライカーを一挙紹介。得点王争いを占う参考にもしていただきたい。

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各国リーグの得点王がそろう中で最注目は

◎Sランク
・キリアン・エムバペ(レアル・マドリー)
・ウスマン・デンベレ(パリ・サンジェルマン)
・ハリー・ケイン(バイエルン)
・アーリング・ハーランド(マンチェスター・シティ)
・ラウタロ・マルティネス(インテル)


 類稀なスピードとテクニックを兼ね備えるエムバペ、デンベレはそれぞれラ・リーガ、リーグ・アンで、傑出したシュートスキルと実績を誇るケインはブンデスリーガで2024-25シーズンの得点王に輝いた。いずれも今大会の主役候補だ。

 なかでも注目はデンベレで、ウイングからCFへとコンバートされた24-25シーズンに得点力を開花させ、PSGのクラブ史上初となる3冠達成に大きく貢献するなど神懸かり的な活躍を見せている。

 規格外のフィジカルや爆発力が魅力の“怪物”ハーランド、敵との駆け引きや勝負強さが際立つ“エル・トロ”(雄牛)ことラウタロの実績も申し分がない。前者はプレミアで二度、後者は24年にセリエAとコパ・アメリカで得点王の座を射止めている。

ギラシはCL得点王の肩書きを引っ提げて

24-25シーズンのCLで、バルサ相手にハットトリックを演じるなど14試合・13ゴールの大爆発。ギニアの怪人、ギラシも大会得点王の有力候補だ 【Photo by Alex Grimm/Getty Images】

◎Aランク
・フリアン・アルバレス(アトレティコ・マドリー)
・セル・ギラシ(ドルトムント)
・ニコラス・ジャクソン(チェルシー)
・ランダル・コロ・ムアニ(ユベントス)
・ヴァンゲリス・パヴリディス(ベンフィカ)

 近未来のSランク候補と称せるのがアルバレス。プレーのクオリティ、継続性ともに抜群で、24-25シーズンのラ・リーガで17ゴールと好成績を収めた。その24歳を同シーズンの実績で上回るのがドルトムントのギラシで、チャンピオンズリーグ得点王(13得点)の肩書きを引っ提げてアメリカに乗り込む。

 そのギニアの超人と並んでアフリカ屈指のCFと称されるジャクソン(セネガル代表)、両親がDRコンゴ出身のコロ・ムアニ(フランス代表)は、前記2人に継続性や爆発力でやや見劣りするか。

 むしろ興味深いのはパヴリディスで、AZ所属の23-24シーズンはエールディビジで最多得点者となり、直近の24-25シーズンはベンフィカで公式戦29発とまさに日の出の勢いを見せている。

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