【人気アマが試打】テーラーメイド最新ミニドラ「r7 Quad ミニドライバー」をHS別に打ち比べてみた

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「r7」という名前にピンとくる方は、ゴルフ歴がそこそこ長い方かもしれません。2004年に登場した名器「r7 Quad」は、当時としては画期的だった可変ウェイト搭載モデルです。

その「r7」の名が復活し、ミニドライバーとして再登場しました。それが「r7 Quad ミニドライバー」です。当時のクラブを知るオレンジマンとしては、懐かしさとともに、思わずワクワクしてしまいます。

そんな「r7 Quad ミニドライバー」を早速試打してきました。どんな仕上がりなのか、データとともに深掘りしていきます。

試打クラブのスペック

・ロフト:13.5度
・シャフト:Diamana Silver TM55(S)
・長さ:43.75インチ
・ヘッド体積:305cc
・ライ角 :57°〜61°

今回試打したのは、ロフト13.5度のヘッドです。ヘッド体積は305ccで、ミニドライバーの中では中間的なサイズと言えるでしょう。

43.75インチという長さは、ドライバーとして見るとやや短めですが、ミニドライバーとしては標準的なスペックです。

今回はこのスペックで試打を行いました。

見た目で分かること

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ソールデザインを見て最初に思ったのは、「あ、これ懐かしいな」という感覚でした。2004年発売のドライバー「r7 Quad」を彷彿とさせるフォルム。ブラックを基調としたデザインや、ソールのウェイト配列など、往年のファンなら思わずニヤリとしてしまうでしょう。

反対に、昔のドライバーを知っている人からすると真新しさはなく、やや古臭く感じるかもしれません。これは好みが分かれるところですね。最近のテーラーメイドのミニドライバーは過去作のオマージュが多いため、毎回デザインの好き嫌いが分かれています。

さらにデザイン以外に目を向けると、可変ウェイトが4つも搭載されています。これは過去作「r7 Quad」でも象徴的だったギミックで、今回のミニドライバーには13gが2つ、4gが2つ配置されています。前作のミニドライバー「BRNR MINI」はウェイトが2つだったので、より細かな調整をしたい人にとっては嬉しいポイントです。バランス調整やスピン量の最適化など、自分好みに追い込める仕様なのはかなりのプラスポイントと言えるでしょう。

フェース側にはスピードポケットも搭載されており、打点がブレた際の許容性にも配慮されています。

クラウンはマット仕上げで、光の反射が少なく、ヘッドが大きく見えやすいのも特徴です。フェースアングルもストレートで、アライメントが取りやすいのも良い点ですね。ディープでもシャローでもないヘッドは癖がなく、変なイメージが湧かないため、構えやすさにつながっています。

個人的にミニドライバーは300cc前後が最も適切だと考えているので、さすがはミニドライバー界の先駆者であるテーラーメイドだと感じました。

実際に打ってみた

今回の試打は純正シャフトでの試打です。フレックスはS、ロフトは13.5度。ヘッドスピードは40m/s、42m/s、45m/s、47m/sと4パターンでの試打になります。

それではまずデータを見ていきましょう。

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まず率直に、飛距離性能の高いクラブだと感じました。ヘッドスピード47m/sでしっかりと振っても、スピン量が2200前後と、ミニドライバーとしてはかなり低スピンな設計です。そのため、弾道は強く、風にも強い印象を受けました。

打ち出し角度が16度と高めで、伸びのある高弾道でキャリーも稼げますし、スピン量が少ないのでランでも飛距離を伸ばせます。

ただし、このスピン量の少なさは、ヘッドスピードがしっかり出せる人には恩恵がある反面、ヘッドスピードが不足するとドロップしてしまう危険性もはらんでいます。そういう意味では、万人向けというよりは、ある程度のヘッドスピードがある人向けと言えるでしょう。

それでも、ウェイト調整によって後方に重心を持っていけば、スピン量や打ち出しをある程度補正できます。このあたりの調整幅があるのが大きな特徴と言えますね。

方向性は非常に安定しており、ブレにくいのが魅力です。ストレートから軽いドローが中心で、球筋のイメージもつけやすいでしょう。

捕まりに関しては、意外と普通という印象を受けました。もう少し捕まるかと期待しましたが、簡単に捕まるタイプではないため、スライサーの方が期待しすぎると、「ちょっと違うかも?」と感じるかもしれません。反対に、自分で操作したい人にはちょうど良いニュートラル感でした。

打感は個人的にかなり好みで、柔らかさの中に弾き感がしっかりあり、フェースに乗るような感覚が気持ち良いです。ミスヒットしてもそこまで嫌な打感にならないのも好印象でした。音は落ち着いていて、高すぎず低すぎず、気持ちよく振り抜けます。

ちなみに、地面から打つ「直ドラ」にも挑戦してみましたが、やはりそこはハードルが高めでした。打てなくはないものの、キャリーは出にくく、正直あまり期待はできません。これなら3Wの方が打ちやすいと感じます。フェアウェイから使うのであれば、しっかりと高さを出せるスペックに調整しないと難しいかもしれませんね。

ミニドライバーはどんな人に合う?

そもそもミニドライバーというジャンルが誰にでも合うかと言われると、そうとも言えないでしょう。個人的な見解で、ミニドライバーが合う人を考えてみました。

3Wが得意だけど、もう少し飛距離が欲しい方にミニドライバーはぴったりです。3Wの操作性を維持しながら、さらに少し優しくなり、10〜20ヤードほど飛距離を伸ばせるとなると、使わない手はないですよね。

ミニドライバーは、フェアウェイウッドが苦手な人というよりは、ドライバーが苦手な人に合うと思います。ミニとはいえ"ドライバー"と付きますが、どちらかと言えばフェアウェイウッドに近いクラブです。そのため、ドライバーは苦手だけどフェアウェイウッドが得意な人は、3Wよりも楽に飛距離を出せるミニドライバーが大きな武器になるでしょう。

さらに、最近のドライバーは特に曲がらないクラブが多いですよね。曲がらないクラブは、言い方を変えれば“曲げにくいクラブ”とも言えます。つまり操作性という点では、ミニドライバーの方が勝ると思います。自分で球を操りたい人にはとても扱いやすいクラブです。

クラブセッティングにおいても、ドライバーとフェアウェイウッドの間を埋める1本として有効です。「ティーショット専用クラブ」として加えることで戦略の幅が広がります。飛距離だけでなく、確実性や操作性を重視するゴルファーにとって、ミニドライバーは非常に頼れる存在となるはずです。

まとめ

「r7 Quad ミニドライバー」は、見た目こそ昔の名残がありますが、その性能は最新のクラブでした。可変ウェイトの自由度が高いため、弾道を細かくカスタマイズできるのも強みです。これは玄人志向のゴルファーにはたまらないポイントでしょう。

一方で、スピン量の少なさや、捕まりすぎない特性などから、やさしさを求める人や、スライサーにはやや難しさを感じるかもしれません。もしそう感じた場合は、ウェイト調整やリシャフトで工夫してみるか、他のやさしめのミニドライバーと比較検討するのも良いでしょう。

「ドライバーは少し持て余してしまうけれど、3Wでは物足りない」という方には、まさに絶妙なポジションを担ってくれる一本です。ティーショットの方向性を重視しつつ、飛距離も確保したい。そんなゴルファーにとっては、かなり強力な武器になるのではないでしょうか。

気になっている方は、ぜひ今回のレビューを参考にしてみてください。

テーラーメイドの人気のミニドライバーをチェック

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※本記事はスポーツナビが独自で企画したものです。記事内の商品選定や評価はスポーツナビまたは出演者の方の判断にもとづいています。記事内で使用している商品画像はメーカーから画像・サンプルをお借りした上で使用、撮影しています。
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著者プロフィール

ゴルフメディアで活躍する識者たちが、人気のギアを徹底解説! ドライバーからアイアン、パターといったクラブ一式はもちろん、シューズやウェア、距離計など、ゴルファー必須のあらゆるギアをご紹介していきます。

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