NBAファイナルを前に激動の24-25シーズンを総括 ドンチッチの電撃トレードなど5つのトピックスを厳選
トピックス①:河村勇輝のNBAデビュー
その後はグリズリーズとGリーグのメンフィス・ハッスルを行き来するハードな日々を過ごしながら、懸命に戦う姿勢や大胆不敵なプレーの数々でファンを魅了した。「We want Yuki」――2ウェイ契約選手の出番を求めるチャントをアリーナ中に響かせた事実が、河村がメンフィスに受け入れられた何よりの証拠である。
河村とグリズリーズの契約は今季限り。本人は引き続きグリズリーズでのプレーを望みつつ、チーム編成や自分の力を活かせる環境、そして何より自分を必要としてくれるかどうかを重視すると語っている。今季を通して見せた勤勉さとNBA・Gリーグのフィジカルと戦術に素早くアジャストした調整力は、高く評価されているはず。渡米前は3年目で目指していた本契約を、2年目で実現しても決して不思議ではない。
トピックス②:史上初の親子同時出場
ブロニーの主戦場がGリーグだったこともあり、2人の同時出場はこのときの約2分40秒を含めてトータル3試合、約10分間にとどまった。しかしブロニーはこの1年で着実に成長を遂げ、来季はレイカーズのロスターに定着することが期待されている。レブロンは来季以降の現役続行についてまだ決めていないと言うが、大方の予想ではあと1~2年はプレーすると見られている。来季、2人の同時出場が当たり前の光景として見られる可能性は十分ある。
さらに言えば、ブロニーより身長が約10センチ高い(198センチ)次男ブライスは、来季アリゾナ大学でプレーすることが決定しており、早ければ26年のドラフトにエントリーが可能だ。レブロン、ブロニー、ブライスの3人同時出場が叶う日を待ちわびているのは、ジェームズ一家だけではないだろう。
トピックス③:ドンチッチの電撃トレード
今季は他にも、ジミー・バトラーのトレード(マイアミ・ヒート→ゴールデンステイト・ウォリアーズ)、開幕直前のカール・アンソニー・タウンズ(ニューヨーク・ニックス)とジュリアス・ランドル(ミネソタ・ティンバーウルブズ)のトレードなど、例年であれば大きなインパクトを残したはずの案件もあったが、すべてがドンチッチの一件で霞んでしまったと言わざるを得ない。
それでもウォリアーズ(カンファレンス準決勝進出)、ニックス、ウルブズ(ともにカンファレンス決勝進出)の結果を見れば、これらのトレードは成功だったと言えそうだ。