五輪メダリスト撃破で輝いた新星たち バドミントン日本ランキングサーキット
渡辺と五十嵐は、混合ダブルスで2大会連続の五輪銅メダル、松友は2016年リオデジャネイロ五輪で女子ダブルスの金メダルを獲得。中西は開幕時点の世界ランクが5位。豪華なメンバーが集った。ただし、どちらも期間限定の即席ペア。あっさりと優勝するようでは、次世代が不安となるところだったが、若手が五輪メダリストを破って優勝を飾り、存在感を示した。
混合複:若き代表ペアの西/佐藤、五輪メダリストの渡辺/松友を破る
西は「自分たちは向かって行くだけ。相手は向かって来られる立場で(思いどおりの)プレーは出しにくかったはず。それでも、あれくらいの(終盤の追い込まれた状況から追い上げる)プレーができる。自分も同じ立場のときに、あれくらい自信を持ってプレーできるようにならないとダメだと感じた」と敗戦の中でも底力を見せた相手から学び取る姿勢を示した。所属先が異なる混合ダブルスペアは、日本協会の資金難などによる代表合宿実施の減少により、ペアとしての練習機会が限られてしまっている状況にある。五輪メダリスト撃破でポテンシャルを示した若手ペアは、順調に成長できるのか。注目度が高まった。
女子複:組み替えた鈴木/山北、代表経験者を次々と破る衝撃の優勝劇
昨季まで日本代表だった篠谷菜留コーチは「相手に合わせていたら飲まれる。第2ゲームでつぶれてもいい覚悟。逆転負けをしても、自分たちの力を120%出しきった結果なら、経験値になる」とフルスロットルの戦いを指示していたが、期待を超えた。23歳の鈴木は「代表に入りたい一心」と繰り返し、19歳の山北も「目指すところは日本で一番、世界で一番」とさらなる飛躍に意欲を見せた。ともに後衛タイプで、日本B代表経験のある鈴木が取り組む前衛プレーは、これから確立する分野。伸びしろ十分の若いペアが、次世代の代表争いに名乗りを挙げた。