データ分析・二軍で光る男たち

【二軍で光る男たち】西武の高卒ドラ5が見せる抜群の制球力 オリックスは2年目右腕がピンチで粘り強い投球

データスタジアム株式会社

昨季の新人王がファームで貫禄の投球

【データ提供:データスタジアム】

 左肘の故障で出遅れていた昨季の新人王・武内夏暉が貫禄を示した。二軍では4試合に登板して与四球はゼロ。5月14日に満を持して今季初の一軍マウンドに臨み、5回1失点で白星を手にしている。2位にはドラフト5位の高卒ルーキー・篠原響がランクイン。ここまで主に先発を務め、計27回1/3を投げて与えた四球はわずか2個。K/BB(奪三振を与四球で割った指標)は10.50と高い数値をマークしている。3位の與座海人はファームで結果を残し、5月1日の楽天戦で今季一軍初登板。6回1安打無失点の好投を見せると、9日のロッテ戦でも6回無失点。強力な先発陣の一員として一軍に定着したいところだ。

育成キャッチャーと新加入の内野手が選球眼を発揮

【データ提供:データスタジアム】

 西武の一軍は選んだ四球数がリーグ最少となっており、出塁率も.289にとどまっている。二軍のボールゾーンスイング率ランキングでは、育成3年目の是澤涼輔がトップに立った。打率こそ.217と振るっていないが、5月21日の試合では適時三塁打をマーク。ここまで放った5安打はセンター方向に2本、右方向に3本と逆方向への打撃が目立っている。2位には平沢大河がランクイン。4月中旬に実戦復帰を果たし、5月は2試合連続本塁打を放つなどアピールを続けている。3位の蛭間拓哉は5月に入ってから二軍で10試合に出場し、打率.313の好成績をマーク。17日に今季初昇格を果たしており、今後は主戦場を一軍に移したいところだ。

2/2ページ

著者プロフィール

日本で唯一のスポーツデータ専門会社。 野球、サッカー、ラグビー等の試合データ分析・配信、ソフト開発などを手掛ける。

新着記事

編集部ピックアップ

「納得がいかなかった」 柏原明日架ら複数…

ゴルフダイジェスト・オンライン(GDO)

コラムランキング

おすすめ記事(Doスポーツ)

記事一覧

新着公式情報

公式情報一覧

日本オリンピック委員会公式サイト

JOC公式アカウント