J1番記者通信簿 担当クラブを各節評価

【J1第17節 番記者通信簿】“ワースト”に並んだ横浜FM 町田の術中にハマった柏とともに最低評価に

サッカー新聞 エルゴラッソ

【画像提供:エル・ゴラッソ】

 サッカー専門新聞『エル・ゴラッソ』の番記者が担当クラブの直近試合の出来を通信簿形式で振り返る本企画。J1第17節で最高評価に輝いたのは京都。チームの特徴を存分に発揮した上で、危なげなく勝利を収めた。一方、京都に敗れた横浜FMは、町田に苦しめられた柏とともに最低評価に。苦境が続くトリコロールはクラブワースト記録に並ぶ6連敗となってしまった。5月21日に行われる延期ぶんの第13節・神戸戦でトンネルを抜け出すことはできるのか、注目だ。

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 なお、通信簿は6つの評価項目と番記者の短評および総評で構成。6つの評価項目の合計点に応じて上図の総合評価をつけている。評価項目の概要、採点基準、総合評価基準は以下のとおり。

【評価項目】
①ゲーム支配
②個人パワー
③スタイル発揮
④球際
⑤リレーション(選手のつながり)
⑥興奮度

【採点基準】
9~10点:すごく良い
7~8点:良い
5~6点:及第点
3~4点:ややもの足りない
0~2点:次節に期待
※採点は1点刻みで評価

【総合評価基準】
S:49~60点
A+:43~48点
A-:37~42点
B+:31~36点
B-:25~30点
C:13~24点
D:0~12点

 それでは、各クラブの通信簿を見ていこう。

Sランク 京都(総合評価点:49)

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【担当記者:雨堤 俊祐】
【総評】個々の戦いや球際の攻防で優位に立ち、チームの特徴であるハイプレスや縦に鋭い仕掛けで試合を優位に運んだ。ボールを持つ試合展開でミスもあったが、手詰まりにならずゴールへ迫れていたことも評価できる。守備陣も相手の強力な攻撃陣にしっかり対応して完封。相手の不出来を差し引いたとしても、持ち味と実力を発揮しての完勝と言える。

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A+ランク 神戸(総合評価点:46)

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【担当記者:小野 慶太】
【総評】序盤から神戸らしい相手陣内でのサッカーを進めるが、なかなか得点を奪えない。それでも、後半開始早々に大迫勇也が決めて先制に成功。その先制点を含めて二度リードするも追いつかれる展開となったが、最後に仕留めたのも大迫。神戸の大エースの2発に本拠地・ノエビアスタジアム神戸が沸騰するなど、興奮度は最上級。連敗を『2』で止め、勢いをつかむ価値ある勝利に。

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A+ランク 岡山(総合評価点:46)

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【担当記者:寺田 弘幸】
【総評】ハイプレスを掛けてビルドアップが特長の新潟を自由に前進させず、勢いをもってゴールへ向かった。試合を通してやりたいことをピッチで表現して7試合ぶりの勝利をつかみ、江坂任にも今季初得点が生まれる収穫の大きな一戦となった。

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A+ランク 浦和(総合評価点:45)

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【担当記者:沖永 雄一郎】
【総評】もう少しラクに勝てた試合だったのでは…という思いもある。自ら難しくしたシーンもあり、サイド深くに進入された際の守備は曖昧になる節がある。とはいえ、そうしたことが些細に感じられるほど情緒を揺さぶられる展開だった。新たなスタメン選手、交代選手それぞれが活躍してもぎ取った勝利。ある意味、すんなり勝つよりも実りがあったのではないだろうか。

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A+ランク 横浜FC(総合評価点:43)

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【担当記者:青木 ひかる】
【総評】5月14日に行われた第14節・川崎F戦から中2日で、2012年以降苦い思い出も多い“平塚”で湘南と対戦した。前半はエンドを変更されて強風と雨の中、向かい風に抗う形に。PKから決まったルキアンの恩返し弾で先制し、後半は追い風の中、予想外に劣勢が続くも、川崎F戦で大きなミスを犯したンドカ・ボニフェイスを中心に気迫の守備を見せ、全員が一致団結。1点を守り切り、今季初のアウェイ勝利をもぎ取った。

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著者プロフィール

Jリーグを中心にお届けする日本唯一のサッカー専門新聞。J1J2全40クラブ番記者の現地取材をもとに迫力あるビジュアルで、全試合のプレビュー、マッチレポート、インタビューなどの特集を配信中。表紙コンビニプリントも好評販売中!

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