2025プロ野球・スポーツナビ週間MVP

【週間MVP】DeNAのドラ1野手コンビがランクイン 好調リリーバーを抑え巨人の助っ人左腕が1位に

データスタジアム株式会社

【写真は共同】

 スポーツナビでは2025シーズンのプロ野球で、週間MVPを選出する。野手では「wRAA(weighted Runs Above Average)」、投手は「RSAA(Runs Saved Above Average)」(いずれもその選手が平均的な選手と比較してどれだけチームの得点貢献を増減させたかを表す指標)を基に、「セ・リーグ野手」「パ・リーグ野手」「セ・リーグ投手」「パ・リーグ投手」の4部門で選手をランキング化する。トップに輝いた選手を、ぜひチェックしてほしい。
※集計対象期間:5月12日~5月18日

中日のリリーバーを抑えて巨人の助っ人左腕が1位に

 セ・リーグの投手では、5月に入ってから3戦3勝のグリフィン(巨人)が1位を獲得した。2位には現時点でリーグトップタイの12ホールドを挙げている清水達也(中日)、3位には二軍調整を経て本来の投球を取り戻した勝野昌慶(中日)が続いた。

【データ提供:データスタジアム】

1位 グリフィン(巨人)
 5月17日の中日戦で先発。相手に二塁を1度も踏ませず、7回3安打無失点と危なげないピッチングを展開。チームの5カードぶりとなるカード勝ち越しに大きく貢献した。今季は開幕に出遅れたものの、ここまで4試合の登板で防御率0.90と抜群の安定感を見せている。

2位 清水 達也(中日)
 救援陣の柱としてチームを支える8年目右腕が2位にランクイン。5月18日の巨人戦では自身4試合ぶりに走者を許したが、1死一二塁から5番・増田陸と代打・浅野翔吾を連続三振に仕留めた。対象期間中の3登板は、いずれも1回無失点2奪三振でホールドを記録している。

3位 勝野 昌慶(中日)
 対象期間中は3試合でマウンドに上がり、1安打無失点7奪三振と打者を圧倒。5月17日には巨人打線のクリーンアップを三者三振に封じてみせた。4月には成績が振るわず登録抹消を経験するも、一軍に戻ってきてからは安定したピッチングを続けている。

8年ぶりの完封勝利を挙げた左腕が堂々の1位

 パ・リーグ投手部門では、8年ぶりの完封勝利を挙げた山﨑福也(日本ハム)が1位に輝いた。2位には来日後最長となる8イニングを無失点に抑えたボス(ロッテ)、3位にはイニングを上回る9奪三振をマークした九里亜蓮(オリックス)が続いた。

【データ提供:データスタジアム】

1位 山﨑 福也(日本ハム)
 5月16日のロッテ戦に先発し、7回まで三塁を踏ませない投球を披露。8回には1死二三塁のピンチを背負うも、藤岡裕大を空振り三振、藤原恭太を二ゴロに打ち取ってホーム生還を阻止。最終的には9回無失点7奪三振の快投で自身8年ぶりの完封勝利を挙げた。

2位 ボス(ロッテ)
 5月18日の日本ハム戦で8回3安打無失点と好投。3回に1死三塁のピンチを切り抜けると、その後は4イニング連続で三者凡退に抑えるピッチングを展開した。直近の登板では、3試合続けてハイクオリティースタートを達成するなど安定した投球を披露している。

3位 九里 亜蓮(オリックス)
 5月13日の日本ハム戦に先発し、6回までは3安打1失点に抑えるピッチングを見せた。その後は7回1死から連打を浴びて降板。この回に追加点を許して黒星を喫したものの、得失点貢献の面ではイニングを上回る9奪三振をマークした点が高評価につながった。

1/2ページ

著者プロフィール

日本で唯一のスポーツデータ専門会社。 野球、サッカー、ラグビー等の試合データ分析・配信、ソフト開発などを手掛ける。

新着記事

編集部ピックアップ

コラムランキング

おすすめ記事(Doスポーツ)

記事一覧

新着公式情報

公式情報一覧

日本オリンピック委員会公式サイト

JOC公式アカウント