人工甘味料は摂りたくない。砂糖もイヤ!でも摂取カロリーが気になる人へ。医師解説

MELOS -メロス-
健康志向の高まりから、年代を問わず摂取カロリーを気にする人が増えています。

近年、「ノンシュガー」「砂糖不使用」「糖類ゼロ」「糖質オフ」といった食品表示を目にする機会が増えました。とくに甘いお菓子は、カロリーを抑えたいが甘味も楽しみたい、というニーズもあり選び方に迷うという声をよく耳にします。

そこで、賢いノンシュガー菓子の選び方を、消化器内科医の袴田拓先生(新百合ヶ丘総合病院 予防医学センター・消化器内科部門部長)に解説していただきました。

【MELOS】

砂糖の代わりにノンシュガー。代わりに使われているのは「代替甘味料」

古来から使われている砂糖は、代表的な甘味料です。しかし、メタボリックシンドローム、糖尿病などの生活習慣病の増加、ダイエット志向の高まりなどから、砂糖を敬遠する傾向にあります。

砂糖などの糖質は人間のエネルギー源として必要な栄養素ですが、過剰摂取は健康被害を及ぼすことがあります。

健康志向のニーズから、菓子業界が注目しているのがノンシュガーです。食品表示基準では、100gあたり糖類0.5g未満で「糖類0」「ノンシュガー」と表示してよいことになっています。

しかし、ノンシュガーと表示されていても、甘みを出すために何らかの代替甘味料が使用されています。

代替甘味料は大きく分けて人工甘味料糖アルコールに分類されます。

人工甘味料には、アスパルテーム、アセスルファムKなどが含まれ、糖アルコールには還元水飴、マルチトール、エリスリトール、キシリトールなどがあります。

※日本肥満学会「肥満症診療ガイドライン2022」

医師がおすすめ! 体に優しい代替甘味料はコレ

「お菓子を買う時に、カロリー表示を気にする方は多いと思いますが、甘味料にも注目しましょう。アスパルテーム、アセスルファムKといった人工甘味料の安全性に関しては多くの議論があり、敬遠する方も多いと思います。肥満症の治療においても、人工甘味料の積極的な摂取は推奨していません※。私がオススメするのは糖アルコールです」と袴田先生は語ります。

糖アルコールとは、糖質に水素を添加(還元)したり、発酵したりすることにより得られる甘味料です。

糖アルコールは、多量に摂取するとお腹が緩くなったり、張りが出たりし、注意が必要ですが、血糖値が上がりにくい糖と言われています。アルコールという名前がついていますが、いわゆる酒類とは異なります。

袴田先生は具体的なアドバイスとして、「ノンシュガーを選ぶなら、オススメの甘味料は糖アルコール。還元水飴やエリスリトール、キシリトールといった表示のあるお菓子を選びましょう」と強調します。

選ぶ際には、原材料表示を確認し、これらの糖アルコールが使用されているものを選ぶとよいでしょう。
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