2025プロ野球・スポーツナビ週間MVP

【週間MVP】堂々デビューのドラ1左腕がランクイン 阪神の4戦連発スラッガーがトップに輝く

データスタジアム株式会社

【写真は共同】

 スポーツナビでは2025シーズンのプロ野球で、週間MVPを選出する。野手では「wRAA(weighted Runs Above Average)」、投手は「RSAA(Runs Saved Above Average)」(いずれもその選手が平均的な選手と比較してどれだけチームの得点貢献を増減させたかを表す指標)を基に、「セ・リーグ野手」「パ・リーグ野手」「セ・リーグ投手」「パ・リーグ投手」の4部門で選手をランキング化する。トップに輝いた選手を、ぜひチェックしてほしい。
※集計対象期間:5月5日~5月11日

DeNAの2投手と中日の新人左腕がトップ3入り

 セ・リーグの投手部門では、開幕から安定した投球を続けているジャクソン(DeNA)がトップの座をつかんだ。2位にはドラフト1位ルーキーの金丸夢斗(中日)、3位には右肩の手術から完全復活を遂げた入江大生(DeNA)が続いた。

【データ提供:データスタジアム】

1位 ジャクソン(DeNA)
 5月6日の中日戦で先発。7回には味方の失策も絡んで初めて複数走者を背負うも、後続をしっかりと打ち取って無失点でマウンドを降りた。3日にはバウアーが来日初完封、5日にはケイが8回1失点で白星をつかんでいたが、彼らに負けじと好投を見せ今季3勝目を手にした。

2位 金丸 夢斗(中日)
 本拠地・バンテリンドームで行われた5月5日のDeNA戦で、満を持して一軍デビュー。初回は1球目から152キロをマークして球場を沸かせると、2番・牧秀悟に対しては3球三振でプロ初の奪三振を記録。白星とはならなかったものの、6回2失点8奪三振と堂々たるデビューを飾った。

3位 入江 大生(DeNA)
 対象期間中は4試合に登板して1勝3セーブを記録。許した走者はわずか1人と、抜群の安定感を見せた。5月5日には自己最速を更新する159キロを計測。右肩の手術を乗り越えて2年ぶりに一軍に戻ってきた今季はクローザーを務め、パワーアップした投球でチームを支えている。

西武の剛腕が1位に輝く

 パ・リーグの投手では、2試合連続となる2ケタ奪三振の好投を披露した今井達也(西武)が1位に輝いた。続く2位には来日初完封をマークした古林睿煬(日本ハム)、3位にはリーグトップの5勝目を挙げた隅田知一郎(西武)がランクインした。

【データ提供:データスタジアム】

1位 今井 達也(西武)
 5月10日のロッテ戦に先発し、7回無失点10奪三振の好投を披露。無四球とコントロールも安定しており、相手に三塁を踏ませない素晴らしい投球内容だった。現在は22イニング連続無失点を継続中で、好調なチームをけん引している。

2位 古林 睿煬(日本ハム)
 5月11日の楽天戦に先発し、立ち上がりから安定感抜群のピッチングを展開。6回2アウトまで走者を許さない完全投球を見せ、最終的には98球で来日初完封をマークした。前回登板に続く好投で、日本ハムのローテーションに欠かせない存在となりつつある。

3位 隅田 知一郎(西武)
 今井達也が先発した翌日の試合に登板。得点圏に3度走者を背負うも要所を締め、7回まで相手を無失点に封じた。イニングを上回る8奪三振を記録する力投で、チームの同一カード3連勝に貢献するとともに、自身はリーグトップの今季5勝目を手にした。

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著者プロフィール

日本で唯一のスポーツデータ専門会社。 野球、サッカー、ラグビー等の試合データ分析・配信、ソフト開発などを手掛ける。

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