【J1第15節 番記者通信簿】頂点は完封勝利の東京V 導き手は躍動した“バックアッパー”
B-ランク 清水(総合評価点:27)
【総評】今季三度目の連敗となったが、悪いところばかりが出たゲームではない。1対1のバトルで戦えており、個人の特長を前提とした組織で、柏のミスを誘い出す守備は見事だった。だが、奪ったところから効果的な攻撃の数を増やせなかったのは現状の課題。同時に、ラスト15分のロングボール攻撃は、やるのであれば11人が共有できる“攻め方”を確立しておきたい。
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B-ランク 岡山(総合評価点:26)
【総評】球際のバトルを伍して戦う中、相手を上回っていく局面は作れなかったが、上回られる局面もなかった。特にゴール前で集中して相手を止めたスベンド・ブローダーセンと立田悠悟のパフォーマンスは光ったが、相手ゴール前で光る個のパワーは発揮できなかった。
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B-ランク 神戸(総合評価点:25)
【総評】序盤から好連係を見せて激しく攻める。なかなか得点を奪えなかったが、45分に宮代大聖が圧巻の個人技で2戦連発となるゴールを決めた。ただ、直後に失点を喫するイヤな流れとなり、後半はC大阪につけ入るスキを与えてしまう。4連勝の原動力となっていた“良い距離感”が乱れ、終盤に逆転&ダメ押し弾を献上。後味の悪い結末を迎えた。
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Cランク 町田(総合評価点:20)
【総評】相馬勇紀の負傷欠場と中山雄太の負傷交代という“ダブルパンチ”に見舞われた中、得意のロングスローから先制点を奪うまでは良かったが、後半は追加点を取れずに次第にパワーダウン。活動量とインテンシティーが低下する終盤に失点を重ね、「後半に相手の足が止まる」という敵将の見立てが敗戦の遠因となった。
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Cランク 湘南(総合評価点:20)
【総評】立ち上がりで相手にPKを与えてしまったこと自体はそこまで責めることでもない。ただ、結果的にそれが試合を決める1点になったこと、ゴールデンウイークの連戦中に1得点も奪えていない現実は、紛れもなくマイナスだ。メンバーや陣形を変えて試行錯誤している様子も見受けられるが、鈴木雄斗が指摘するように「選手がもっと臨機応変にピッチの中でやらないといけない」のも現実だろう。
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