J1番記者通信簿 担当クラブを各節評価

【J1第15節 番記者通信簿】頂点は完封勝利の東京V 導き手は躍動した“バックアッパー”

A+ランク C大阪(総合評価点:44)

【画像提供:エル・ゴラッソ】

【担当記者:小田 尚史】
【総評】スタイル発揮の項目は評価が難しい。負傷者続出で過密日程の中、現状で最も有効な戦い方を発揮した意味では『10』に近い。ただの堅守速攻ではなく、後ろからつなぎ、相手をはがして前進するスタイルがジャブのように効いて後半は躍動。3得点はいずれも選手間のリレーションが完璧。先制すれば負けない神戸からの大逆転勝利。興奮度は当然MAX。

A-ランク 鹿島(総合評価点:42)

【画像提供:エル・ゴラッソ】

【担当記者:田中 滋】
【総評】6連戦と位置づけた連戦で5連勝。ここ2試合は相手にほぼチャンスを与えない戦いぶりで、4試合連続の無失点勝利となった。ただ、1-0の手堅い勝利に満足している選手は誰もおらず、選手たちからは2点目を奪えなかったことを指摘するコメントが続いた。首位に立っている中で内容には満足しておらず、さらに高みを目指す姿勢が根づいてきた。次節は川崎F戦だ。

B+ランク 浦和(総合評価点:31)

【画像提供:エル・ゴラッソ】

【担当記者:沖永 雄一郎】
【総評】不足を突きつけられ、課題を再認識する内容と結果になって連勝は『5』でストップ。しかし白熱した好ゲームでもあり、今季喫した4敗の中では最もネガティブ度合いが低かった。少ないタッチと個の力だけに頼らない組み立ての早期確立は難しいだろうが、少しずつでも取り組みたい。むしろ現状12、13人に留まっている“戦力”の拡充のほうが喫緊の課題だろう。

B-ランク 名古屋(総合評価点:29)

【画像提供:エル・ゴラッソ】

【担当記者:斎藤 孝一】
【総評】前節・清水戦から中2日の日程ながら同じスタメンで戦った中、さすがに疲労からか細かなミスでターンオーバーされる場面が散見された。ただ、試合自体は特に後半にオープンな展開となり、両ゴール前での攻防が増加。1点勝負のヒリヒリ感から白熱したものになった。

B-ランク 広島(総合評価点:29)

【画像提供:エル・ゴラッソ】

【担当記者:寺田 弘幸】
【総評】立ち上がりに中村草太が獲得したPKをジャーメイン良が決めてリードしたあとは、攻撃のギアが上がらないまま時間が経過していった。ただ、守備面においてはさすがの対応力を見せた3バックの3選手をはじめ、おのおのが役割を全うしてスキを見せずに試合を進め、1点のリードを守り抜いた。

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